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韓経:SKハイニックス-ベインキャピタル、東芝半導体「買収同盟」

中央日報日本語版 4/19(水) 10:22配信

SKハイニックスが東芝メモリー半導体事業部を買収するために米国系私募ファンド(プライベート・エクイティ・ファンド、PEF)運用会社ベインキャピタルと提携した。

投資銀行(IB)業界によると、SKハイニックスは東芝半導体事業部の買収戦にベインキャピタルとコンソーシアムを組んで参加することが確認された。両社は先週、日本で開かれた東芝経営陣のプレゼンテーションにともに出席した。

ベインキャピタルと手を組んだ後、日本の財務的投資家(FI)を追加で引き込み、「多国籍連合軍」を構成するという戦略だ。ベインキャピタルは、米国のシルバーレイク、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)などとともに東芝半導体事業部の買収に関心を見せてきた私募ファンド。

SKハイニックスは先月29日に行われた予備入札に参加し、買収価格として2兆円を提示したという。アップルiPhone委託生産会社の台湾鴻海(ホンハイ)はライバルより1兆円ほど多い3兆円を提示したと、海外メディアは報じた。崔泰源(チェ・テウォン)SK会長は最近、「予備入札は法的拘束力がある入札ではなく金額に大きな意味はない」と述べ、価格を多少引き上げても買収するという意志を表した。

SKハイニックスは買収用「実弾」を確保するために複数のFIに接触した。私募ファンドもSKハイニックスのような戦略的投資家(SI)と組まなければ買収は難しいと判断し、パートナーを物色してきた。

情報技術(IT)買収専門として知られる私募ファンドのシルバーレイクは、米半導体企業ブロードコムとコンソーシアムを構成し、買収戦に参入したと伝えられた。米半導体企業ウエスタンデジタル、日本政府主導のもとで買収を検討中の日本企業連合なども買収候補に挙げられる。

SKはベインキャピタルが他の私募ファンドに比べて日本で活発に投資活動をしているという点を評価したという噂だ。日本の大手金融機関と買収金融などで協力してきただけに日本の財務的投資家(FI)を追加で引き込むのに有利という判断からだ。

ベインキャピタルは日本最大手ファミリーレストランのすかいらーく、日本ドミノピザ、日本風力開発、マーケティングソリューション会社のベルシステムなどに投資している。戦略コンサルティング会社ベイン&カンパニーから分社したベインキャピタルは企業と協力して投資をした経験が豊富な点が強みだ。

SKハイニックスは運用資産が750億ドルにのぼるベインキャピタルとコンソーシアムを構成し、資金動員能力を確保したという評価を受けている。ただ、日本政府が海外に東芝半導体事業を売却するのを避けようとしているため、SKハイニックスや鴻海(ホンハイ)が買収に成功するかは未知数だ。鴻海はこうした日本政府および業界の懸念を払拭するため、米国のアップル、日本のソフトバンクと手を組んだという話が出ている。

投資銀行(IB)業界の関係者は「今回の買収戦は資金があれば成功するという取引ではない」とし「SKハイニックス-ベインキャピタルのコンソーシアムがどのような投資家を追加で引き込み、日本政府と売却側を説得するかがカギ」と分析した。SKグループの関係者も「技術流出を懸念する政府、売却価格を高めようとする債権団、売却後にも意思決定に参加することを望む東芝など、それぞれ異なる利害関係を満たす案を探すために苦心中」と話した。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。

最終更新:4/19(水) 10:22

中央日報日本語版