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故郷熊本に届けた!阪神・岩貞、今季初“笑”利&復興支援

サンケイスポーツ 4/19(水) 7:00配信

 (セ・リーグ、中日1-3阪神、1回戦、阪神1勝、18日、ナゴヤD)中日・藤井が一ゴロに倒れると、三塁ベンチの岩貞に笑みがこぼれた。ホッと胸をなで下ろす。これで少しは故郷に恩返しができる。長いトンネルを抜けた先に、待望の今季初白星が待っていた。

 「ようやく勝ててホっとしているし、ふがいない投球を繰り返していたんで、1つ勝てたんで、またここからスタートしていきたいと思います」

 ここまで2戦はいずれも一回に3失点。この日は一回二死三塁を中谷の好守でしのぐと、勢いに乗った。味方が2点を勝ち越した後の八回無死一、二塁のピンチでも強気に投げ、荒木を遊ゴロ併殺に仕留めてバトンをつないだ。

 やっと1勝目をつかんだ。開幕前、昨年4月14日に大地震に見舞われた地元・熊本に1勝につき10万円の義援金と、1奪三振につき1ダースの軟式野球ボールの寄付を宣言。しかし、2試合連続でつまずいた。

 「1勝に対する重み、プラス、責任感もある」と自分を追い込んでいたが、地元の知人からは「そういうの(支援)がなくてもがんばってね」と逆にエールが届いた。力が入り過ぎていた両肩も藤川から「楽に」と指摘され、自然体に。中10日の間に、ガムシャラに腕を振るスタイルを取り戻した。

 「1年経ったということですが、まだまだ現状はそういう状況が続いているので、風化させないというか、自分の周りでも忘れることなく、今後も僕ができることは野球しかないので、一生懸命やっていきます」

 そう誓ってグラウンドを後にした背番号「17」。まだまだ足りない。白星も恩返しも。ここから一気に、勝利を積み重ねていく。

最終更新:4/19(水) 7:00

サンケイスポーツ

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