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阪神、金本チルドレンで貯金4!初スタメン中谷がV犠飛&北條ダメ押し打

サンケイスポーツ 4/19(水) 7:00配信

 (セ・リーグ、中日1-3阪神、1回戦、阪神1勝、18日、ナゴヤD)金本チルドレンで竜撃破! 阪神・中谷将大外野手(24)が「5番・右翼」で今季初めてスタメン出場し、攻守で大活躍。一回に美技でピンチを救うと、八回にV犠飛を放った。4戦ぶりに先発復帰した北條史也内野手(22)もダメ押しの適時三塁打。指揮官の期待に応えた若虎が躍動して連勝。金本政権最多タイの貯金「4」だ。

 使ってくれた指揮官に恩返しがしたい。その一心だった。勝負の八回。試合を決めたのは今季初スタメンの中谷と、4戦ぶりに先発復帰の北條。金本チルドレン2人のバットが、接戦にケリを付けた。

 「勝ち越しのチャンスでまわってきた打席で、追い込まれたので、当てることだけ考えて振りました。数少ないチャンスをものにできてよかったです」

 まずは中谷だ。休養日で今季初めて欠場した福留に代わって「5番・右翼」で出場。1-1の八回無死二、三塁。カウント2-2。左腕・岩瀬の外角スクリューに食らいついた。三走・糸井が、手をたたいて勝ち越しのホームを踏む。二走・原口も三塁を陥れて、チャンスを広げた。

 開幕1軍も、ここまで快音は1日の広島戦(マツダ)で止めたバットでの右前打のみ。巻き返しの思いを、守備でもぶつけた。一回二死三塁。4番・ビシエドの打球が二塁後方に飛んだが、これに中谷が迷いなくダイビング。超美技で先制を阻止してみせた。

 攻守で活躍したが、不器用な面も。昨年11月末、秋季練習から三塁に挑戦していたが、「外野1本で勝負したい」。FA加入の糸井、福留、高山に真っ向勝負を宣言した。これに、自らの活躍の幅を狭めることを危惧するチーム関係者も多かった。

 しかし、金本監督だけは違った。キャンベルが春季キャンプ終盤に左手首腱鞘炎で離脱した際、「あのとき中谷が『三塁もやる』といってればよかったのになぁ」と苦笑いしながら、代打や“ポスト福留”として期待。朝の早出特打から直接指導した。「アウトコース、高め。45度でバットを出すイメージな。わかった? 体、動かすな!」。親の愛情にも似た熱い指導に、応えないわけにはいかなかった。

 中谷に続いたのが北條だ。開幕スタメンも、この試合前まで打率・167、2本塁打、3打点と低迷。D5位・糸原健斗内野手(JX-ENEOS)に3試合連続で遊撃を明け渡した。4戦ぶりのスタメンで八回二死一塁、右中間最深部への適時三塁打。竜の息の根を止めた。

 「タイミングを早くして前で捉えようと。ライナーで右中間に飛んだのはすごくよかった」。八回に得点を挙げると4戦全勝。終盤の競り合いにも強いのが、今季の虎。貯金は金本政権2年目で最多タイの「4」だ。

 「ベテランもそうだし、若い投手(岩貞)が投げているところで若い野手も頑張って、そういうのはチーム力のアップにつながってくる」。金本監督の言葉に手応えがにじむ。チルドレンの成長とともに、虎がさらなる上昇カーブを描いていく。

最終更新:4/19(水) 9:45

サンケイスポーツ