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白山開山1300年、信仰の祖・泰澄に光 県、伝説やゆかりの地紹介

産経新聞 4/19(水) 7:55配信

 ◆ガイドブック作成

 白山の開山1300年を記念して県は、奈良時代の山岳修行者で白山信仰の祖、泰澄(たいちょう)大師に焦点を当てた観光ガイドブック「時空をかける 泰澄 越前・若狭ふるさと巡礼」を作成した。白山を開山した泰澄に関する研究調査報告書などはあるが観光ガイドブックは初めてという。

 泰澄と霊峰白山のへの関心を深めてもらい、誘客拡大につなげるのが狙い。泰澄の生い立ちや業績、白山禅定道、平泉寺白山神社(勝山市)などの県内各地の泰澄ゆかりの地をわかりやすく紹介。人物像では、修験道で有名な役行者(えんのぎょうじゃ)とともに、愛宕山(京都市)の悪霊を秘術で封じたなどの数々の伝説も載せている。

 B5判、全48ページで5万部を発行。製作費は約392万円。県内の各市町や博物館、観光施設などで無料配布するほか、県の出向宣伝などでも活用する。

 三崎泰弘・県歴史遺産推進室長は「全国に800ほどのゆかりの地があると聞いているが、同じ奈良時代の僧の行基や、平安時代の最澄らに比べて知られていない。泰澄のふるさとが福井であることを強くアピールしたい」と話した。

 ◆スタンプラリーで足跡たどる

 県は、泰澄大師の足跡をたどりながら県内観光を楽しめる、白山開山1300年記念のスタンプラリーを始めた。泰澄ゆかりの場所などスタンプ設置箇所11カ所のうち5カ所以上を回ってスタンプを集めながらクイズの解答を応募すると抽選で、泰澄にちなんだ越前和紙の御朱印帳がもらえる。来年3月20日まで。

 観光ガイドブック「時空をかける 泰澄」作成に合わせて実施。泰澄大師ゆかりの越前五山のトレイルマップ2万部も発行した。

 スタンプラリーは泰澄の杜(越前町)と東尋坊(坂井市三国町)、金前寺(敦賀市金ケ崎町)、天徳寺(若狭町)など11カ所にスタンプとクイズ、スタンプ帳を用意。スタンプ帳は5万部発行し市町の観光協会や道の駅などにも置く。クイズの解答はスタンプ帳に付いているはがきで応募。正答数が5問以上の人に抽選(9、12月、来年3月の3回実施)で計330人に御朱印帳がもらえる。

 県観光振興課担当者は「ガイドブックを手に、山々やゆかりの地を歩いてもらえれば」と話した。

最終更新:4/19(水) 7:55

産経新聞