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「神戸のあばれる君」神戸国際大付・猪田の今後に期待

スポーツ報知 4/19(水) 16:03配信

 史上初の大阪決戦を大阪桐蔭が制し、幕を閉じた今年のセンバツ。関西色が強かった今大会を消化不良に感じているだろうな、と思う選手がいる。7年ぶりに出場した神戸国際大付(兵庫)のドラフト候補捕手・猪田和希捕手(3年)だ。

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 初戦の東海大福岡戦では、変則的なサイド右腕・安田大将(3年)の前に3打数無安打。守備では1―1で迎えた9回1死一塁で、目の前に転がったバント処理で二塁へ悪送球しピンチを広げ、その後の味方のエラーでサヨナラ負けを喫した。昨秋の近畿大会では、準決勝で大阪桐蔭を下し準優勝。まさかの1回戦敗退に「集中力が足りない。相手よりミスが多くて負けた試合だった」と肩を落とした。

 初めて猪田のプレーを見たのは昨夏の兵庫大会。当時は外野手で、背番号20で4番に座り、豪快なスイングが印象的だった。青木尚龍監督(52)からは「こいつ、月亭方正に似とるでしょ」と紹介してもらったのだが、猪田の顔を見てパッと浮かんできたのがピン芸人・あばれる君(30)。「神戸のあばれる君」として紙面デビューを飾ってもらうと、捕手にコンバートした秋からはプロのスカウトも注目する存在へとブレイクしていったことがうれしかった。

 「バッターとしても捕手としても、全国で一番と呼ばれるような選手になりたい」と猪田の志は高く、その情熱はグラウンドを離れても変わらない。趣味はボウリングで、ベストスコア232とかなりの腕前だが「右腕だけで投げてると、筋肉のつきかたが偏るかなと思って…」と、左腕でも投げるほど自分の体に気を使っている。ちなみに、左投げでのスコアを聞くと「だんだん上手くなってきて、160くらいは出ます」とはにかんだ。

 今月23日には、センバツ後、チームとして初の公式戦となる春季大会の初戦を迎える。聖地での悔しさを糧に、今まで以上に暴れ回ってほしいと期待している。(記者コラム・種村 亮)

最終更新:4/19(水) 16:25

スポーツ報知