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DAC構成を変えたら「音の見通しが良くなった」――ヤマハがAVアンプのエントリーモデルを一新

ITmedia LifeStyle 4/19(水) 19:17配信

 ヤマハは4月19日、AVアンプの新製品として、5.1ch対応の入門機「RX-V383」、ネットワーク対応の5.1ch機「RX-V483」、およびDolby Atmos/DTS:X対応の7.1ch機「RX-V583」を発表した。5月中旬から下旬にかけて順次発売する。

「RX-V581」と「RX-V583」のデジタル基板

 今回の3製品は、4K/HDR時代への対応を下のモデルまで進めたことが特徴。新たにエントリーモデルのRX-V383まで4Kアップスケーリングを搭載したほか、HDMI端子は従来からのHDR 10、BT.2020、HDCP2.2に加えて、発売後のファームウェアアップデートによりDolbyVisionやHybrid Log Gamma(HLG)のパススルーもサポートする。なお、RX-V383はネットワーク接続機能を持たないため、同社サイトからダウンロードしたファイルをUSB端子を使って更新することになる。なお、そのUSB端子も新機能で、USBメモリなどから48kHz以下の楽曲再生が可能だ。

 RX-V483とRX-V583は、4KアップスケーリングやDolbyVision、HLG対応(後日ファームウェアアップデート)といった新機能に加え、DAC構成を変更したことが大きい。このクラスのAVアンプでは、8ch DACを使用する手法が一般的だが、ヤマハでは上位機で採用例のある2ch DACを複数個使う方法で基礎体力を向上させた。具体的には、従来機が192kHz/24bit対応の8ch DAC「PCM-1681」1基だったのに対し、今回は同じバーブラウンでも2ch仕様の384kHz/32bit DAC「PCM-5101A「を4基(RX-V483)あるいは5基(RX-V583)搭載。DACの基本スペック向上に加え、出力側のアクティブフィルター回路を排除できたことなどにより、「解像感とS/N比、チャンネルセパレーションの向上を実現した」(同社)という。「確実に音の見通しが良くなった」

 チップ構成の変更と合わせて基板の配線パターンも見直され、基板上の伝送距離を最短化。デジタル系基板は約20%の小型化に成功した。さらにアナログ系の電源周りを整理して電力の供給を改善しており、これも音質の向上に寄与しているという。

最終更新:4/19(水) 19:17

ITmedia LifeStyle