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五輪マラソン新選考方式 GCレースは順位意識し超スロー展開の懸念

産経新聞 4/19(水) 7:55配信

 GCレースは新設イベントとなるだけに課題も浮上してきそうだ。

 懸念の一つは、五輪代表を選ぶのにふさわしいレース内容になるか、である。予選にあたるGCシリーズの順位とタイムでハードルを設けるなどしているため、参加するのは国内トップの顔触れになるだろう。しかし、海外の強豪がいない中で順位を意識して、互いに牽制するあまり、超スローな展開になってしまっては五輪本番で海外勢と勝負できる選手を見極められるか分からない。

 開催時期やエリア、コースの選定も、これからだ。日本陸連は五輪本番に近い条件で実施したい意向だが、大規模な交通規制が求められるマラソンレースは警察との綿密な調整が必須だ。「東京開催ありきではない。都外で受け入れてくれる場所で行うこともあり得る」と尾県貢専務理事。東京五輪に向けたテストという面では大会組織委との連携もポイントになってくる。

 これまでは複数の代表選考大会が毎月のように開催されてきたことでマラソンの露出が増え、国民の関心を集める効果があった。従来の選考大会がGCシリーズという“1次選考”、GCファイナルチャレンジと形を変えることの影響はどうか。尾県専務理事は「違った注目のされ方をする可能性もある。盛り上げ方次第だろう」と話している。(宝田将志)

最終更新:4/19(水) 7:55

産経新聞