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内村、NHK杯はDスコアを「上げるつもりはない。むしろ少し下げる」/体操

サンケイスポーツ 4/19(水) 17:39配信

 リオデジャネイロ五輪体操男子で団体と個人総合の金メダルを獲得した内村航平(28)=リンガーハット=が19日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を公開した。

 9日に終了した全日本選手権で、プロ転向後の初戦を10連覇で飾った。「10連覇はすばらしいと思うが、全然やりたいことができなかった。もう一回、内容に目を向けてやっていきたいと思えた試合だった」と反省した。

 世界選手権(10月、モントリオール)代表の最終選考会となるNHK杯(5月20~21日、東京体育館)へは「Dスコア(演技価値点)を上げるつもりはない。むしろ少し下げる」と明言した。

 全日本選手権で、田中佑典(27)=コナミスポーツ=が出来栄えを示すEスコア(実施点)で高得点を獲得して2位に食い込んだ。「(新ルールになっても)Eスコアが評価されると分かった」という内村は、NHK杯で代表に正式に決まるまでは実施に磨きをかける考え。

 「代表に決まれば、そこから世界選手権まで時間があるので、その時間を使って36点超えの(高い)Dスコアをやろうと思う」

 その姿勢を示していたのが、この日の練習で最後に行ったつり輪。基本の中水平支持を、映像をモニターでチェックしながら何度も繰り返した。「肘曲がりが減点されるようになった。いかに肘を伸ばしてさばき、決めをよくするか。8年くらい、肘を曲げてやってきたので、伸ばすのは難しい。NHK杯まで、そこを徹底的にやろうと思っている」

 「つり輪は得意じゃないので、未知の世界」と修正の難しさを表現。「いい選手のまねをしないと伸びない」と、つり輪を得意とする選手のビデオを見て研究しているという。

 「基本的に(技は)全部難しい。こんだけ長く体操をやってきて、結果もそれなりに残しているけど、体操って難しいという結論にいく。技一つとっても難しいが、それを追い求めるのが大事なんだろうなと思う」。頂点を極めてなお、道の遠さを実感していた。

最終更新:4/19(水) 17:43

サンケイスポーツ