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学びの姿勢、転換が急務! 新テストなど教育改革に備

4/19(水) 10:01配信

ベネッセ 教育情報サイト

教育改革が今、急ピッチで進んでいます。今年の中学3年生から受験する「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の実施方針は近く発表される予定ですし、次期学習指導要領も小中学校分が既に告示され、小学5年生からは次期の高校指導要領(来年3月告示予定)に基づいた大学入試に移行します。しかも、それ以上の学年にとっても無縁ではありません。来るべき改革を先取りした動きは、既に始まっているからです。その備えが、今の学校や児童生徒に十分できているのでしょうか。

受け身的な授業に消極的な態度

独立行政法人国立青少年教育振興機構は先頃、勉強と生活に関して日・米・中・韓4か国の高校生を対象とした意識調査(2016<平成28>年9~11月実施)の結果を公表しました。とりわけ勉強に関しては2009(平成21)年(当時は財団法人日本青少年研究所が実施)と同じ質問をしており、他国との比較はもとより、現行学習指導要領(高校は12<同24>年度入学生から数学・理科で先行実施、13<同25>年度入学生から全面実施)前後の状況も比較できます。

日本の高校生は、平日に学校の宿題を「しない」割合が2009(平成21)年の23.2%から11.2%に半減。学校の授業と宿題以外に「2時間以上」勉強する割合は21.0%から24.9%に増加しました。高校生の勉強時間が増えていることは、ベネッセ教育総合研究所の「第5回学習基本調査」(2006<平成18>年と15<同27>年を比較)でも同様の結果が出ています。学校が宿題をよく出すようになったこともあって、真面目に勉強するようになったことは確かなようです。

ただ、「試験の前にまとめて勉強する」がさらに増え(61.8%→69.3%)、「できるだけ暗記しようとする」のが変わっていない(45.1%→45.0%)のも気に掛かります。「できるだけ自分で考えようとする」(30.0%→33.3%)は伸び悩み、「問題意識を持ち、聞いたり調べたりする」(8.1%→12.3%)、「勉強したものを実際に応用してみる」(8.1%→10.2%)、「教わったことをほかの方法でもやってみる」(6.5%→7.5%)も依然低調です。同機構も、日本の高校は「受け身的な授業が中心」で、生徒も「勉強の態度が消極的」だとしています。

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