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「プロの作詞家もやられた」ヒットメーカー・秋元康氏の隠れた作詞術がすごい

4/19(水) 15:37配信

トレンドニュース(GYAO)

テレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」で「プロがやられた歌詞の技術13選」特集を放送。歌詞プロデューサー・いしわたり淳治氏が、作詞家・秋元康氏の手掛ける歌詞に潜む高度なテクニックを称賛した。

乃木坂46 「制服のマネキン」ミュージックビデオ>>

■乃木坂46「制服のマネキン」のスゴ技

4月16日深夜放送の「関ジャム 完全燃SHOW」に、ソロユニット・Superflyやギタリスト・布袋寅泰などの作詞を手掛けているいしわたり氏が登場。プロの目線から、秋元氏の歌詞がいかに優れているのかを解説した。

いしわたり氏は、「恋をするのはいけないことか?」というフレーズで知られる乃木坂46の楽曲「制服のマネキン」を例に挙げる。「限られたフレーズの中で画を想像させる歌詞」だとして、同楽曲の冒頭、淡々と風景を映像的に描写した部分を引用し、「曲を聞いた誰もが同じ映像を想像できる表現法」と絶賛した。

いしわたり氏は、普通の人が同じ場面を書いたら、聞き手によって頭の中に思い浮かべる風景が違ってしまうだろうと私見を述べる。「物語のあらすじみたいなことを、まったく全員に同じように伝えるのは、すごく技術がいること。(秋元氏は)カメラワークが優れている」と説明した。

■ドラマ生む“ごくせん方式”とは?

さらに、SKE48の楽曲「12月のカンガルー」についてもコメント。“12月”と“カンガルー”という言葉の結びつきには、自身が“ごくせん方式”と呼んでいる手法が使われていると指摘する。いしわたり氏は、「極道と先生のように相反する言葉を成り立たせるためには、“極”と“先”の間にドラマがなくちゃいけない」とごくせん方式について説明した。

「12月のカンガルー」では、A・Bメロで2つの言葉をくっつける物語が展開される。そのため、サビで「12月のカンガルー」というワードがついに出てきたとき、聞き手の感情を動かすらしい。いしわたり氏は、「タイトルを見て『何のことだろう?』と思って聞き始めたはずなのに、サビで歌われる『12月のカンガルー』の歌詞にいく頃には、『待ってました』という気持ちになる」と、歌に魅了されていく気持ちの流れを解説した。

(文/谷本美花@HEW)