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戦車部隊に女性自衛官 配置制限撤廃

ホウドウキョク 4/19(水) 12:23配信

女性の採用拡大、配置制限の実質的な全面開放

稲田朋美防衛相は、18日、『女性自衛官活躍推進イニシアチブ』を決定したと発表し、陸上自衛隊に設けられていた女性自衛官の配置制限を実質的に撤廃し、戦車部隊にも女性を配置すると述べた。


このイニシアチブは、安倍政権が進める女性活躍推進の一環で、女性の採用拡大、勤務環境の整備を目的としている。

戦車中隊などは過酷な任務を伴うとの理由から配置していなかったが、今後は、女性自衛官も戦車に乗った任務に臨む。
偵察隊や普通科中隊でも戦闘を想定した現場の最前線で武器を扱う。

女性自衛官の数は、徐々に増えてきたものの、現在、その割合は全体のおよそ6.1%、1万4,000人程度しかいない。
これを倍増させて、女性の活躍を促す狙いがある。
近年、女性自衛官の活躍の場は、少しずつ広がってきている。

2008年には、海上自衛隊の護衛艦。
2015年には、航空自衛隊の戦闘機
2016年には、陸上自衛隊の戦闘ヘリコプターへの女性配置が認められた。
今回の措置で陸海空各自衛隊の実質的に全ての職域で女性起用が可能となった。

2016年、FNNが取材した、海上自衛隊の護衛艦「やまぎり」。
護衛艦「やまぎり」の大谷三穂艦長は「こんにちは。『やまぎり』艦長、大谷2佐と申します」と挨拶した。
乗組員220人の命を預かる護衛艦の艦長に、女性として初めて着任。
任務にあたっていた11人の女性隊員は、共有する寝室で、「普段の生活、寝たり着替えたり、リラックスしたりしています」と話した。

育児・介護休暇の取得強化

今回の決定で、放射線を取り扱う陸自特殊武器防護隊の一部や、艦内が狭く女性専用の設備を整えられない海上自衛隊の潜水艦部隊などを除けば、実質的に全てのポジションが女性に開放されることになる自衛隊。


『女性自衛官活躍推進イニシアチブ』は、女性の勤務環境の整備も掲げていて、共働きなどに対応できるよう育児・介護休暇の取得強化も行う。

防衛の分野でも、女性の働き方が変わりつつある。

最終更新:4/19(水) 12:23

ホウドウキョク