ここから本文です

春山シーズン 剱岳の山小屋準備着々/富山

チューリップテレビ 4/19(水) 1:11配信

 立山黒部アルペンルートが先日、全線開通しいよいよ春山シーズンが幕をあけました。
 そんな中剱岳エリアで最も早く営業を始める剱御前小舎(つるぎごぜんごや)では小屋あけ作業がはじまりました。
 まだ、真冬のような厳しい寒さの中春にむかう山小屋の一日を取材しました。

 今月16日、アルペンルート全線開通の翌日。
 志鷹正博(したか・まさひろ)さんは、剱御前小舎(つるぎごぜんごや)の小屋主として、今年初めての小屋開けに向かいます。
 春山シーズンの剱岳登山や山スキーの拠点となる剱御前小舎(つるぎごぜんごや)は、室堂ターミナルから歩いて4時間ほど。
 小屋の入口は硬い雪で埋まっていました。
 稜線の上に建っている剱御前小舎は、常に強風にさらされています。
 厳しい冬の間に、建物のわずかな隙間から雪が吹き込み、小屋の中でも、まるで外のように雪が積もってしまいます。
 まずはスタッフ総出で部屋の雪かきです。
 屋根裏にも吹き込んだ雪が積もっていました。
 雪が少しでも残っていると、溶けて雨漏りの原因になります。
 畳を敷いて寝泊まりできるようにするには、小屋の中に吹き込んだ雪を取り除き、部屋を乾燥させなければなりません。
 この日の剱御前小舎(つるぎごぜんごや)の最低気温は氷点下5度。
 4月の中旬でも、山の気候はほぼ冬山です。
 ライチョウも、まだ真っ白な冬毛。
 強風の影響を受ける稜線上の斜面では、雪が積もらない箇所ができます。
 そこでは、わずかながらに植物が顔を出していて、ライチョウたちの貴重な餌場になっています。
 小屋では、一冬雪の中にあった発電機を回そうとしていました。
 発電機が回ったので、強力なジェットヒーターを使って、部屋を乾かしていきます。
 8個ある小屋のストーブを全部焚いても、部屋を乾かす作業は丸2日かかります。
 乾燥した部屋から順に畳を入れていきます。

 「(宿泊客が)体調を整えて、登山に出かけられるような状態に、しっかり準備してお客さんを迎え入れたいですね」(志鷹正博さん)

 小屋あけ初日の仕事が終わりました。

 「無事、入山できました。皆さんのおかげで小屋も開けました。お疲れ様です」(志鷹正博さん)

チューリップテレビ

最終更新:4/19(水) 1:11

チューリップテレビ