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20歳の新米女性大工奮闘 小学校に手作り竹馬寄贈/久慈

デーリー東北新聞社 4/19(水) 11:34配信

「住宅設計が将来の夢」

 今春に岩手県久慈市内の工務店に大工として就職した大畑美咲さん(20)=同市出身=が、“男社会”と言われる建築の世界で奮闘している。普段は現場で修行中だが、上司の勧めで木の竹馬を初めて製作。18日、市立長内小(渡邊彰彦校長)に完成品4セットを寄贈して児童たちに喜ばれた。「これから仕事をやっていけるか不安もあるが、自分の力で住宅を設計することが将来の夢」。身長152センチの小さな体で現場を飛び回る、新米大工の挑戦は始まったばかりだ。

 ものづくりに興味があったという大畑さんは大工の道を志し、岩手県立大野高から県立二戸高等技術専門校建築科に進学。建築大工として必要な学科や実技を2年間学び、久慈市の上神田住建で社会人としての第一歩を踏み出した。

 現場では柱となる重い木材を運ぶなど、男性の大工と同様の業務に従事。体力が必要な上、けがをしないよう常に注意を払っている。専門校でも同学年の同じ学科に女性は自分1人だったため、男性が多い職場であることを特段気にしてないという。

 竹馬作りは仕事の合間に取り組んだが、木材の太さやバランスを調整するのに一苦労。「全体的に難しくはなかったが、もう少しつなぎ目をくっつけたかった」とこだわりを見せる。

 大畑さんは同日、同社の上神田正巳代表(76)とともに長内小を訪れ、児童会のメンバーに竹馬をプレゼント。「子どもたちが喜んで遊んでる姿を見て、作って良かった。広い場所で遊んでほしい」と笑顔で語った。

 竹馬作りを通じ、若手の成長を見届ける上神田代表は「どんな仕事でも最初は大変だ。いろんなことを経験して一人前の大工になってほしい。期待している」とエールを送る。

デーリー東北新聞社

最終更新:4/19(水) 11:40

デーリー東北新聞社