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定数1超で無投票は回避 人口減対策訴え 清川村議選告示

カナロコ by 神奈川新聞 4/19(水) 9:08配信

 清川村議選が18日告示され、5日間の選挙戦がスタートした。全国的に地方議員のなり手が不足する中、定数1超の11人が立候補し、2期連続の無投票は回避された。懸念される人口3千人割れが迫り、多くの候補者が定住促進や地域活性化など、それぞれの人口減対策を訴えた。

 村の人口は3月末現在で3013人。村政の最優先課題として他自治体に先行して人口減少抑止策を打ち出してきたが、歯止めはかかっていない。

 そのため、多くの候補者が「インフラ整備による定住促進」「観光を通じた地域活性化」「空き家対策の強化」「遊休農地の利活用」など人口減対策を公約に盛り込み、支持を訴えた。

 一方、住民からは、議会の世代交代を求める声が聞かれた。「バスを増便して利便性向上を考えて」「子育て支援がまだ足りない」「宅地開発に民間活力の導入を」などの意見や、ポスター掲示板を見て女性候補不在を残念がる姿もあった。

 8年ぶりに始まった村議選は、現職7人に対して新人4人が挑む構図。大きな争点は見られないが、世代交代をその一つに挙げる選挙関係者は少なくない。現職候補は「今回もぎりぎりまで無投票になるとの見方があった。やはり議会活性化には選挙があった方がよい」と述べた。高齢化する現職の間でも後継者探しが難しくなっているという。

 村の表通りは車や人通りが少なく、昨年9月に村制60周年の節目を迎えた直後に村内唯一のコンビニが閉店、お祝いムードに水を差した。

 元村政関係者は「人口減対策はここ数年が正念場。3千を切るとイメージ悪化するだけではなく、何をやっても駄目なんだという思いが広がってしまう恐れがある。村の将来のために若い世代に頑張ってほしい」と期待した。

最終更新:4/19(水) 9:08

カナロコ by 神奈川新聞