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「救急ヘリなかったら・・・」 盲腸破裂の西山さん、危機一髪 4月から運休に「離島に必要」支援誓う

4/19(水) 5:05配信

沖縄タイムス

 【伊是名】伊是名村在住で沖縄タイムス伊是名販売店の西山義雄さん(69)はこのほど、盲腸破裂の激痛に襲われ、NPO法人MESH(メッシュ)サポート(小濱正博理事長)の救急ヘリで名護市の北部医師会病院に運ばれ、一命を取り留めた。ヘリの出動要請から緊急手術まで約2時間。短時間の適切な処置に命を救われた西山さんは「離島住民にとって救急ヘリはなくてはならない」と実感。今後もメッシュの活動を応援していく考えだ。

 西山さんは3月5日、ヘリで救急搬送された。2、3週間前から度々腹痛があり、県立北部病院伊是名診療所の山城啓太医師に相談し、本島の病院で検査を受けようと考えていた直後のことだった。

 同日午後3時半ごろ、腹部の激痛に襲われ、西山さんは診療所に運ばれた。山城医師が3時42分にメッシュにヘリ出動を要請。15分後にヘリが到着し、4時に島を離陸。4時10分に北部医師会病院に到着した。ヘリ要請から2時間後には、手術が始まったという。

 手術後、担当医から「盲腸が破裂し、うみが背中にも回り危険な状態だった。もう少し遅れていたら危なかった」と告げられ、西山さんは山城医師とメッシュの迅速な対応に感謝した。

 メッシュサポートは2007年に民間救急ヘリの運航を開始。16年度は195件の急患搬送を担ったが、行政の運営補助が今年3月で終了し、4月から一時運休している。

 運休の話を知った西山さんは「急患搬送され、命がこのような形で守られていることに気付かされた。都会に住み、陸続きだと感じなかったかもしれない。今後もメッシュを応援し、多くの人に活動を知ってほしい」と話す。

 メッシュサポートの塚本裕樹事務局長は「西山さんからお礼の電話をいただき、本当にうれしかった。メッシュサポート会員の会費とは別に、寄付もしたいと申し出ていただき、とてもありがたい」と語った。(末吉雅枝通信員)

最終更新:4/19(水) 5:05
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