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谷繁氏が認める“凄い”捕手とは?

4/19(水) 11:45配信

ベースボールキング

 現役通算歴代1位の3021試合に出場し、横浜時代に1度、中日時代には4度、チームをリーグ優勝へ導いた名捕手であり、昨季まで監督も務めていた谷繁元信氏が、ニッポン放送のインタビューの中で“捕手”に関する様々な質問に答えてくれた。


◆ 一流が評価する一流

 まず気になったのは“一流が評価する一流”について。球界を代表する捕手として長年にわたり活躍した谷繁氏が“すごかった”と感じた捕手はどのような選手たちなのか――。

「個人的に打てるキャッチャーは凄いと思うんですよね」

 捕手として投手をリードし、扇の要として守備陣を統率しつつ、打撃でも結果を残す。谷繁氏の口から聞こえてきたのは、近年ではめっきり少なくなった“打てる捕手”だった。

「例えば、同世代でいうと古田敦也さん、阿部慎之助、城島健司。また、矢野燿大さんもどちらかというと打っていたじゃないですか。よくそんな集中力というか、体力的に持つなと…」

 谷繁が挙げたのは、同じ時代に活躍した4人の捕手だ。


◆ 黄金期を支えた主軸たち

 捕手として野村克也氏に次いで2人目の通算2000安打を達成した古田氏は、2年目に打率.340でセ・リーグの捕手では史上初の首位打者に輝くなど、黄金時代のヤクルトを打撃面でも支えた。

 今季は「4番・一塁手」として活躍し、巨人打線の中核を担う阿部も、2010年に捕手として史上3人目のシーズン40本塁打越えを記録。4年前の侍ジャパンでは「4番・捕手」としてチームをけん引した。

 同じく侍ジャパンの正捕手として世界一に貢献し、メジャーでのプレー経験もある城島氏は、ダイエーの黄金期を主軸の一角として支えた。また、矢野氏も阪神がリーグ優勝した2003年に打率.328をマークするなど、打撃面でも存在感をみせた。


◆ 捕手というポジションの過酷さ

 そして谷繁氏は「僕は正直、3打席目、4打席目ぐらいになると、左手の握力がなくなってくるのが分かるんですよ。本当に。そう考えると、打てるキャッチャーは凄いと思う」と、その理由を語る。

 試合を通して頭をフル回転させつつ、140キロを超えるストレートや変化球を受け続ける捕手。そのポジションからくる負担の大きさと、その過酷なポジションで3000試合以上に出場してきた谷繁氏の“凄さ”を、あらためて感じさせられた。


◆ 通算成績

・古田敦也(ヤクルト)
試合数:2008試合
安打数:2097本
本塁打:217本
打 点:1009打点
打 率:.294

・阿部慎之助(巨人)
試合数:1978試合
安打数:1938本
本塁打:378本
打 点:1157打点
打 率:.287
※2017年4月18日時点

・城島健司(ダイエー・ソフトバンク、阪神)
試合数:1323試合
安打数:1406本
本塁打:244本
打 点:808打点
打 率:.296
※NPBの記録のみ

・矢野燿大(中日、阪神)
試合数:1669試合
安打数:1347本
本塁打:112本
打 点:570打点
打 率:.274

・谷繁元信(横浜大洋・横浜、中日)
試合数:3021試合
安打数:2108本
本塁打:229本
打 点:1040打点
打 率:240

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

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