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東京五輪マラソンは一発選考+複数選考の新方式に

日刊スポーツ 4/19(水) 9:55配信

 日本陸連は18日、都内で会見し、東京五輪男女マラソン代表選手の選考方針を発表した。19年9月以降に開催される「グランドチャンピオン(GC)レース」で男女各2枠を決定。同レースに出場するには、今夏から19年春までの国内主要大会で日本陸連の定めた順位、記録をクリアするか、国際大会で上位の成績を残す必要がある。残り1枠は「ファイナルチャレンジ」として、男女各3大会の中から、19年5月に発表の派遣設定記録を突破し、記録最上位の選手が選ばれる。

 東京五輪のマラソン代表が一発選考の要素を取り入れたGCレースで決まることになった。開催は19年9月以降を予定。場所は未定だが、可能な限り本番に近いコースで、男女とも代表3人のうち2人を選出する。異なる大会での成績を比較し、何度も物議を醸した従来の方式から転換し、選考の透明化が図られた。選手にとっては地元開催の重圧に耐えうるメンタル、大舞台への調整力を問われる、狭き門となる。

 運命の一戦に出る道は2つある。(1)GCシリーズの突破(2)ワイルドカード。ともに日本陸連が定めた記録や順位のクリアが必要。世界30位相当の実力がないとふるい落とされるシステムだ。

 (1)GCシリーズ 国内主要大会。男子は福岡国際、東京、びわ湖毎日、別府大分毎日と北海道。女子はさいたま国際、大阪国際、名古屋ウィメンズと北海道。

 (2)ワイルドカード 17年8月1日~19年4月末までの国際大会などで結果を残した選手に与えられる。基準となるタイムは男子は2時間8分30秒、女子は2時間24分以内など。8月の世界選手権(ロンドン)8位、来夏のアジア大会(ジャカルタ)3位以内も該当する。

 本番の約3年前から選考の第1段階が始まる。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「今年からトレーニングをしないと間に合わない」と危機感をにじませる。早い段階で目標を明確にし、GCレース出場権を得る大会を今夏から設け、長期的にマラソン中心の練習に取り組むことを促す。

 今回の新方針は複数回のレースで結果が要求される2段階方式でもある。過去の例から1度好走しただけでは、五輪で活躍することは難しいと判断し、本番前に2度は好成績を残すことを求めた。日本は五輪で3大会連続で表彰台を逃している。お家芸復活へ大改革がなされた。【上田悠太】

<有力選手ベストタイム>

◆男子

川内優輝 2時間8分14秒

井上大仁 2時間8分22秒

中本健太郎 2時間8分35秒

今井正人 2時間7分39秒

松村康平 2時間8分9秒

設楽悠太 2時間9分27秒

大迫傑 2時間10分28秒

一色恭志 2時間11分45秒

下田裕太 2時間11分34秒

◆女子

安藤友香 2時間21分36秒

清田真央 2時間23分47秒

重友梨佐 2時間23分23秒

前田彩里 2時間22分48秒

福士加代子 2時間22分17秒

田中智美 2時間23分19秒

伊藤舞 2時間24分42秒

最終更新:4/19(水) 12:48

日刊スポーツ