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看護師養成のカリキュラム拡充検討へ - 厚労省が方針、4年制議論の可能性も

医療介護CBニュース 4/19(水) 14:00配信

 看護師養成のカリキュラムについて、厚生労働省は、拡充の方向性に関する議論を検討会などで行う方針を固めた。今月6日に公表された「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」の報告書で、教育カリキュラムの見直しを求められたことなどを踏まえた措置。日本看護協会(日看協)も3年制の看護師基礎教育の4年制化を要望しており、カリキュラムを見直す際、教育期間についても議論する可能性が出てきた。【新井哉】

 看護師になろうとした場合、3年制の看護専門学校などの看護師養成所や4年制の看護系の大学を卒業して国家試験の受験資格を得るケースが多い。しかし、訪問看護などの多様なニーズに対応した実践的な看護能力を身に付けるには実習の強化や充実が不可欠であるため、「3年の養成期間では短く、社会のニーズに応えられない」といった指摘が出ていた。

 働き方ビジョン検討会も「患者・住民のニーズの多様化の流れに即応し、各看護師のキャリア選択に応じた複数の養成システムを維持・発展する必要がある」と報告書に明記。教育カリキュラムを拡充する必要性を挙げ、「早急にその見直しを開始すべき」と厚労省に注文を付けていた。

 日看協の坂本すが会長も14日、厚労省医政局の神田裕二局長に「教育年限4年への延長」などを求める要望書を提出した。これまで社会のニーズに応じて教育内容が追加されてきた一方、教育時間は約30年間変化がないことを指摘。「療養の場の変化に応じ、在宅看護領域の教育内容の増加なども必要」として教育年限の延長を求めた。

 厚労省や日看協によると、神田局長は、検討会の報告書でカリキュラムの見直しを促されたことに触れ、「拡充の方向性について、今後検討会などの場で議論していきたい」と述べた。

CBnews

最終更新:4/19(水) 14:00

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