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ベライゾンCEO:コムキャストやディズニーとの合併にオープン

Bloomberg 4/19(水) 6:07配信

米ベライゾン・コミュニケーションズのローウェル・マッカダム最高経営責任者(CEO)は18日、業界の構造が急速に変化していることを踏まえ、会社の方向性をリセットするための合併を検討しており、コムキャストやウォルト・ディズニー、CBSと協議を行うことにオープンだと述べた。

米最大手の無線通信事業者であるベライゾンは、携帯電話事業が成熟する中、新規のメディア関連ベンチャー事業に弾みがつくには時間を要するため、新たな成長源を模索している。動画配信の急増や超高速の5G技術に対応できる光通信網をベライゾンが構築する上で、コムキャストの資産が特に寄与する可能性がある。マッカダムCEOはブルームバーグのニューヨーク本社でのインタビューで、そうした通信網の整備を迅速に進めるため、コムキャストのブライアン・ロバーツCEOとの取引を検討する考えを示した。

マッカダムCEOは「ブライアンがドアをノックして来れば、それについて彼と話し合うだろう」と述べた上で、他から説得力のある事業統合の構想を持ちかけられれば、それについても協議すると語った。

メディア部門NBCユニバーサルを抱えるケーブルテレビ(CATV)運営事業者のコムキャストは、最も魅力的な光ファイバー資産を有するが、マッカダムCEOはディズニーのボブ・アイガーCEOかCBCのレス・ムーンベスCEOから同様の話があれば、それに応じると述べた。

この発言を受け、合併相手の候補として名前が挙がった3社の株価はいずれも上昇。コムキャストは1.1%高、CBSは1.8%高、ディズニーは0.4%高となった。コムキャストとCBSの担当者はいずれもコメントを控えている。ディズニーの担当者に電話でコメントを要請したが、返答はない。

ベライゾンと3社のうちどれでも1社との統合が実現すれば、AT&Tが提案しているタイム・ワーナー買収に続き、米メディア・通信業界の勢力図を劇的に変化させる再編となる。AT&Tがタイム・ワーナー買収に成功すれば、通信事業者のAT&Tはテレビ番組や映画製作の世界大手の一角にのし上がる。

原題:Verizon’s CEO Is Open to Deal Talks, From Comcast to Disney (2)(抜粋)

マッカダムCEOの発言内容を追加し、株価を更新します.

Scott Moritz

最終更新:4/19(水) 9:12

Bloomberg