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長期金利が5カ月ぶりゼロ%まで低下、米長期金利の年初来最低更新で

Bloomberg 4/19(水) 8:08配信

債券相場は反発。長期金利は昨年11月以来となるゼロ%まで低下した。前日の米国市場で10年国債利回りが年初来最低を更新した流れを受けて買いが先行した。その後は高値警戒感から長期金利は下げ渋り、20年債入札を翌日に控えた超長期債相場も伸び悩んだ。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低いゼロ%と、昨年11月16日以来の水準で開始した。その後は0.005%へ戻した。午前の日銀オペ通知後も同水準で推移した。

バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「米長期金利が昨年11月以来の低水準となり、リスクセンチメントで欧米株も売られ、リフレトレードの巻き戻しが続いており、10年金利のゼロ%に驚きはない」と指摘する一方、「ゼロ%は一つの大きな壁だと思うので、マイナス圏に下がっていくか分からない」と話した。

長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比15銭高の151円18銭で取引を始め、午前に151円20銭と17日に付けた5カ月ぶりの高値に接近した。午後は上値がやや重くなり、結局は15銭高の151円18銭で取引を終えた。

野村証券の中島武信クオンツ・アナリストは10年債利回りについて、「国内勢が積極的にマイナスを買うとも思えず、ゼロ%を割れるとしても先物に引っ張られるか、超長期からつぶされるかだ。超長期にリアルマネーが入っていない以上は長続きもしない」との見方し、「20年債入札を控えているので、今日は先物や10年債も強くなりにくい」と指摘した。

超長期ゾーンでは、新発20年物160回債利回りが2bp低下の0.55%で取引を始め、その後は0.555%に戻した。新発30年物54回債利回りも2bp低い0.745%を付けた後、0.76%まで低下幅を縮小。新発40年物の9回債利回りは2.5bp低い0.945%から0.965%まで戻した。

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最終更新:4/19(水) 16:21

Bloomberg