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北朝鮮対応でトランプ米大統領が派遣した「大艦隊」、なぜか南下

Bloomberg 4/19(水) 17:13配信

米国のペンス副大統領は19日、米海軍横須賀基地で北朝鮮に新たな警告を発した。トランプ米大統領は北朝鮮問題に対応するため「大艦隊」を派遣したと先週述べたが、ペンス副大統領が横須賀を訪れる数時間前、空母カール・ビンソンを中心とする米艦隊がまだ朝鮮半島からはるかかなたを航行していると報じられた。

ペンス副大統領は空母ロナルド・レーガン艦上で、トランプ政権は北朝鮮の核プログラムを終わらせるためあらゆる選択肢を俎上(そじょう)に載せているとあらためて表明。金正恩朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮に向けたメッセージとして、シリアとアフガニスタンに対する「断固たる行動」を取ったトランプ大統領の決意を世界は疑うべきではないと言明した。

北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を準備しているとの観測が高まる中で、米海軍は8日、カール・ビンソンを中心とする空母打撃群がシンガポールから西太平洋へと北上していると発表。その数日後、トランプ大統領はFOXビジネス・ネットワークに対し、米国は「非常に強力な大艦隊」を北朝鮮に向け派遣したと述べた。

だが実際には、平壌中心部で金委員長が故金日成主席の生誕105年を祝う軍事パレードに臨んでいた時、カール・ビンソンはオーストラリア海軍との演習のためインド洋に向かって南下していた。米太平洋軍司令部のデーブ・ベンハム報道官は19日、空母打撃群は豪州との演習期間を短縮し、今は「慎重な対応」として西太平洋に向かっているところだと話した。

原題:Pence Visits Carrier as Questions Emerge Over Trump’s ‘Armada’(抜粋)

Justin Sink, David Tweed

最終更新:4/19(水) 17:13

Bloomberg