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タカミーが仕掛けた新感覚「平成GS歌謡」 よみがえる昭和「いい意味で裏切られる」

夕刊フジ 4/20(木) 16:56配信

 1960年代の音楽シーンを席巻したGS(グループ・サウンズ)と歌謡曲が融合した「GS歌謡」が50年の時を経て、現代によみがえった。それが歌手、広瀬倫子の挑む「平成GS歌謡」。THE ALFEEの高見沢俊彦が手がけた新曲「恋の誤算」(19日発売)は、オレンジ世代にとっても懐かしくて新しい1曲だ。

 高見沢が作詞作曲、そしてプロデュースした「恋の誤算」は、“テケテケ”感のある切れのあるリズムと哀愁に満ちたメロディーライン、現代風アレンジを施した歌謡曲タッチの楽曲。そこに大人のムード漂う広瀬のボーカルが乗ると、昭和の匂いが一気に高まる。

 GS歌謡は、60年代のGS全盛期に誕生した歌謡曲。ベンチャーズが作曲して大ヒットした渚ゆう子の「京都の恋」「京都慕情」や、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」などが代表的だ。

 高見沢にとっても、GSは自身の音楽の入り口でもあり、THE ALFEEの変名ユニット「ザ・カンレキーズ」でも、GSの名曲をカバーしているほど。

 そして、歌う広瀬は10代からロック、ジャズ、ポップスと幅広いジャンルに取り組んできた。現在は、その大人の雰囲気に満ちた声で、不倫ソングを純情に歌う「熟恋歌」の担い手として、活動している。

 「昭和といってもバブリーなほう、しかも中性的と想像をいい意味で裏切られる、ノリの良いサウンドで驚きました。何を歌っても何となく“昭和のムードを感じる声”と言われていた私の声を“個性”として生かしてくれた曲です」と広瀬。

 「『温故知新』は昔から自分のテーマ、当時を知る方には懐かしく、若い世代の方には新鮮に感じられる、まさに平成の“GSサウンド”。カラオケでもぜひ盛り上がっていただければ」

 音楽評論家の富澤一誠氏は「GSは60年代後半に青春時代を送った人にはまさに“郷愁”。50年前にベンチャーズが生みだした〈GS歌謡〉を、今の新しいセンスで現在によみがえらせることができるのは、高見沢しかいない。そのGS魂が新しい“大人の音楽”である『平成GS歌謡』を生み出した」と話す。

 まずは聴いてみて、一緒に歌ってみては。

最終更新:4/20(木) 16:57

夕刊フジ