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対北朝鮮声明、ロシアが阻止=中国は非難容認―国連安保理

時事通信 4/20(木) 5:33配信

 【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は19日、北朝鮮による16日(現地時間)の弾道ミサイル発射を安保理決議への「違反」として強く非難し、さらなる核実験を実施しないよう求める米主導の報道機関向け声明について調整したが、ロシアが難色を示し、発表が見送られた。

 安保理外交筋は、ロシアが「阻止した」と説明した。

 報道機関向け声明の発表には理事国全15カ国の同意が必要となる。過去には中国やロシアの反対で発表が見送られた例があったが、中国は今回、内容を容認していた。

 ロシアは19日、声明を発表し、非核化や平和解決を求める項目に関して、過去の声明にあった「対話を通じて」の文言を盛り込むよう求めたと主張。調整の意欲を示したところ「米国は説明なしに作業を打ち切り、ロシアが『阻止した』と主張した」と反発し、米国に強い不快感を示した。

 トランプ米政権の発足以降、安保理は北朝鮮によるミサイル発射を非難する報道機関向け声明を4回発表しているが、いずれも中ロは同意していた。シリア・イドリブ県での化学兵器使用疑惑や米国のシリア攻撃による米ロ関係悪化がロシアの動きに影響を与えた可能性もある。

 声明案は、ミサイル発射は安保理に対する言語道断の挑発的反抗だとして、「最大限の懸念」を表明。北朝鮮に対し、安保理決議に違反する行為の即時停止を要求した。また、「違法」な発射が核兵器運搬技術の開発を進め、地域内外の緊張を著しく増大させていると強調した。 

最終更新:4/20(木) 11:58

時事通信