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名曲『美女と野獣』制作は「エモーショナルな作業だった」アラン・メンケン

4/22(土) 10:50配信

THE PAGE

 ディズニー・アニメーション不朽の名作『美女と野獣』を、『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でブレイクした女優エマ・ワトソン主演で実写映画化。このニュースは世界中で多くの反響を呼び、その作品の完成に注目が集まった。世界各国で公開されると、全米をはじめ爆発的なヒットを遂げ、多くの賞賛が寄せられた。そんな歴史的傑作の予感漂う本作で、音楽を担当したのが伝説の作曲家アラン・メンケン氏だ。

 メンケン氏は前述のアニメーション『美女と野獣』をはじめ、『リトル・マーメイド』、『アラジン』などを手掛けるなど、これまでアカデミー賞に19回ノミネートされ、8回受賞という偉大な作曲家だ。そんなメンケン氏が来日し、故ハワード・アシュマン氏と共に作り上げた『美女と野獣』制作秘話や、楽曲づくりで心掛けていることなどを語った。

アシュマン氏とともに 「エモーショナルな作業」だった

 「ハワードと一緒に仕事をさせていただいていた中で『楽曲は素晴らしいね』と言っていただくことは多かったのですが、いわゆるチャートでヒットするようなタイプの曲を手掛けてはいなかったんです」と語りだしたメンケン氏。

 そんな中、ディズニーがメンケン氏に声を掛けたという。「映画の中で輝くような命を持つ曲があるけれど、ぜひ作品の外でも生き生きと命の輝きを放つような楽曲を作ろうじゃないかと言われたんです」と当時を振り返る。こうしてアシュマン氏と共に、試行錯誤しながら『美女と野獣』という曲を手掛けることとなった。

 「ハワードの家に行って、いろいろなフレーズを試したり、話し合ったりしながら、かなりの時間を掛けたことは覚えています。『Beauty and the Beast』というサビはフレーズとしてあったわけで、そこをベースに、詩と曲を交互に出し合いながら、追いかけっこして作っていった感じかな」と懐かしそうに語る。

 メンケン氏にとって『美女と野獣』という作品を作り上げることは「エモーショナルな作業」だったという。その理由は、アシュマン氏の体調にあった。彼は病を患っており、余命があまりない中、『美女と野獣』を製作していたのだ。

 出来上がった楽曲「Beauty and the Beast(/美女と野獣)」は世界中から絶賛され、ディズニーが提案した“作品の外”でも大きな評価を得た。楽曲を歌ったセリーヌ・ディオンにとっても初のヒット曲となったのだ。

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最終更新:4/27(木) 6:00
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