ここから本文です

春巡業全休で治療に専念 稀勢の里「怪我回復6割」の吉凶

日刊ゲンダイDIGITAL 4/20(木) 9:26配信

 本人にとって「もう6割」か、それとも「まだ6割」なのか。

 横綱稀勢の里(30)は先場所13日目(3月24日)の日馬富士戦で、左上腕二頭筋と左大胸筋を損傷。「1カ月の療養が必要」と診断された。現在は巡業を休み、治療と稽古に専念している。

 親しい関係者によれば、稀勢の里は「回復具合は6割ぐらい」と話しているという。つまり、巡業は全休が確定。問題は来月14日に初日を迎える5月場所だ。

 ある親方は「普通ならば、何も心配することはないが……」と、こう言う。

「なにせ、クソがつくほどマジメな力士ですからね。以前から『力士には神秘性がないといけない』と言い、ツイッターやブログなどは一切やっていない。横綱に昇進してからは、今まで以上に立ち居振る舞いを気にするようになった。それだけに、巡業に出場していない現在は相当苦悩しているはず。『ファンのためにも、回復次第であわよくば……』なんて思いかねないのが、稀勢の里という力士です。そこで無理をしてケガが悪化するようなことがあれば、元も子もない」

 医師の「1カ月の療養を……」という診断は、あくまで安静にした場合。稀勢の里は早くも、今月3日から稽古を再開している。

「さすがに上体は使えず、下半身中心の稽古。自分でも考えながらやっているのでしょうが、仮に『ペースを落とせ』と苦言を呈する者がいても聞き入れるかどうか。厳しい指導で知られていた先代親方(元横綱隆の里=故人)を敬愛していたので、『師匠なら、休めとは言わなかったはずだ』と思っていてもおかしくない」(前出の親方)

 マジメすぎるのも、玉にきずだ。

最終更新:4/20(木) 9:26

日刊ゲンダイDIGITAL