ここから本文です

タイ、インフラ6事業にPPP方式 投資加速させ景気回復へ

SankeiBiz 4/21(金) 8:15配信

 タイ政府は、鉄道や道路など輸送関連のインフラ整備事業6件について、投資承認手続きを迅速化した官民連携(PPP)方式で実施することを明らかにした。事業費は未定の1件を除く5件を合わせて推定5974億バーツ(約1兆8938億円)。同国は今年、景気が上向くとみられるなか、政府はPPPを活用して大型インフラ整備事業への民間投資を加速させ、景気回復を後押しする狙いだ。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 PPP委員会の委員長を務めるソムキット副首相によると、投資承認手続きに要する期間を従来の20カ月から9カ月へと大幅に短縮させる。

 6事業のうち3件が都市鉄道事業。首都バンコクの都市鉄道で新設される「オレンジライン」(事業費1950億バーツ)と「パープルライン」の延伸工事(同1310億バーツ)、南部プーケットの鉄道事業(394億バーツ)だ。ほかには、高速鉄道事業が2件でバンコク-東部ラヨン間(同1520億バーツ)とバンコク-北部チェンマイ間(事業費未定)、高速道路事業が1件でバンコク近郊ナコンパトム-中部ペチャブリ間(事業費800億バーツ)となっている。

 ソムキット副首相は、手続きを迅速化させたPPPの実施がすでに決定しているバンコク都市鉄道などインフラ事業5件(総事業費5000億バーツ)の進捗(しんちょく)状況について、順調に進んでいるとし、民間からの投資拡大に自信を示した。

 同国は、景気底上げを図るため、民間からの投資加速が不可欠とされる。政府は、開発を推進する東部3県にまたがる経済特区「東部経済回廊」での一部のインフラ事業について、投資承認手続きを3カ月に短縮させたPPP方式の導入を検討しており、投資環境の整備を進め、民間投資の拡大を目指す。(シンガポール支局)

最終更新:4/21(金) 8:15

SankeiBiz