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豪、市民権取得を厳格化 英語能力・4年滞在など条件に

AFP=時事 4/20(木) 13:04配信

【AFP=時事】オーストラリア政府は20日、市民権の取得要件を厳格化する計画を発表した。申請者に十分な英語能力や男女平等への理解、永住権保持者としての4年間の滞在を求めるなど、「オーストラリアの価値観」を中心に据えた内容となっている。改正法案が近く議会に提出される予定だ。

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 マルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)首相は記者会見で、法の支配や民主主義、自由、相互尊重、男女平等などオーストラリアの基本的な価値観が市民権の取得手続きにも反映されるべきだと強調した。

 新たな規則では、申請の条件となる永住権保持者としての滞在期間が現行の1年から4年に延長される。申請者はさらに、職歴や地元のコミュニティに溶け込んでいく方法を示すことも求められる。

 ピーター・ダットン(Peter Dutton)移民・国境警備相によると、既存の「市民権テスト」の内容も厳しくなり、ドメスティック・バイオレンス(DV)などに関する問題も出題されるという。

 ターンブル首相はドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領をほうふつさせるように、新たな制度を「オーストラリア人とオーストラリア人の雇用を第一にするという国益にかなうように、明確かつ厳格に、そして断固として実行に移していく」と表明した。

 オーストラリアではポピュリズムの圧力が高まり、ポーリン・ハンソン(Pauline Hanson)氏が率いる反移民政党「ワンネーション(One Nation)」が支持を急速に広げている。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:4/20(木) 13:09

AFP=時事