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エアアジア、ベトナム参入 地場と合弁、18年就航予定

SankeiBiz 4/21(金) 8:15配信

 ベトナム航空市場に、格安航空会社(LCC)でアジア最大手のエアアジアが参入する。同国地場企業と合弁会社を設立し、2018年にも就航開始予定だ。マレーシア発祥の同社は今後、急成長中の同市場で攻勢をかけていく。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

 エアアジアは、ベトナムで国内線を運行しているハイアウ航空を傘下にもつ地場ティエンミン・グループと、合弁会社設立に向けた合意書を3月末に交わした。資本金は1兆ドン(約48億円)の見込みで、ティエンミン側が70%、エアアジア側が30%を出資する。

 アジアで勢力拡大を図るエアアジアにとって、成長著しいベトナム航空市場は魅力が大きい。同国民間航空局によると、16年の国内航空旅客数は前年比29%増の5220万人で、うち55%がLCCの利用者だった。

 ベトナム航空市場の規模は現在、東南アジア域内でインドネシア、タイ、マレーシア、シンガポールに次ぐ5位とされ、中間層の拡大などによる需要増でさらなる成長が見込まれる。

 ただ、豪航空コンサルティング機関アジア太平洋航空センターのアナリストは、ベトナム航空市場にはベトジェットエアとジェットスター・パシフィック航空の地場LCC2社が台頭しており、エアアジアは厳しい競争を強いられるとの見方を示す。

 エアアジアは、かつてベトジェトエアとの合弁を模索したものの、外資規制に阻まれ撤退した経緯がある。ベトナム航空市場で無事に離陸できるか、今後の動きが注目される。(シンガポール支局)

最終更新:4/21(金) 8:15

SankeiBiz