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<交流サイト>子どもの被害1736人 4年連続最多更新

毎日新聞 4/20(木) 10:54配信

 ◇被害防止策検討する協議会 警察庁が設立働きかけ

 警察庁は20日、2016年にインターネットのコミュニティーサイト(交流サイト)を利用して犯罪の被害者になった18歳未満の子どもは1736人(前年比5%増)で、13年から4年連続で最多を更新したと発表した。警察庁はサイト事業者に自主的な取り組みを促すため、被害防止策を検討する協議会を今夏にも設立するよう働きかけている。

 被害状況を罪種別にみると、淫行(いんこう)など青少年保護育成条例違反が全体の38%と最も多く、裸の画像を撮られるなどした児童ポルノ32%▽児童買春25%--などが続いた。被害者の87%がスマートフォンの利用者だった。年齢別では16歳が26%を占め、17歳の24%が続いた。

 統計は08年から取り始め、摘発(逮捕・書類送検)件数も2564件(前年比14%増)で過去最多。容疑者と会った理由は「金品目的」など援助交際に関連したものが44%と最も多く、「交遊目的」と「優しかった・相談に乗ってくれた」がいずれも18%だった。

 被害者のスマートフォンや携帯電話で、有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングを利用していたか確認したところ、「利用あり」は12%にとどまり、「利用なし」が88%に達した。

 また、ネット利用に関して学校で指導されていたか聞いたところ、48%が「わからない・覚えていない」と回答。「受けたことはない」も6%あった。

 警察庁は、サイト事業者の協議会が設立されれば、警察側も参加し、年齢が離れた利用者との交流を防ぐための対策などを進める考えだ。【川上晃弘】

最終更新:4/20(木) 13:26

毎日新聞