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那須雪崩 DMATが活動状況報告 栃木知事「重要性改めて認識」

産経新聞 4/20(木) 7:55配信

 那須町で登山講習中に雪崩に巻き込まれて県立大田原高校の生徒7人と教員1人が死亡した事故で、医療活動に当たった災害派遣医療チーム(DMAT)隊員と心のケアを担う災害派遣精神医療チーム(DPAT)先遣隊員の代表者ら11人が19日、県庁を訪れ、福田富一知事に活動状況を報告した。

 県DMAT隊員らは、事故現場近くのスキー場内のロッジで救命処置や、治療の優先順位を決める「トリアージ」を実施したほか、病院での治療に当たった。心のケアを専門とする県DPAT先遣隊は県内では初の出動。動揺する生徒らへの声掛けを通じて、急性ストレス反応がないか確認したという。

 この日は、県庁に置かれたDMAT調整本部で活動した林洋克医師が福田知事に、地図やトリアージタグを示しながら活動の概要を説明した。福田知事は「災害時に、消防や警察などと連携して機動的に動けるDMATの重要性を改めて認識した。突然の訃報に接した家族や高校生の心のケアを担うDPATも重要」と活動への感謝の言葉を述べた。

 スキー場内のロッジは治療するには狭く、救命処置をした林堅二医師は「とにかく傷病者を処置する場所を確保し、その中で根本治療ができる施設に安定した状態で搬送することが一番の目標だった。われわれが持ちうるスキルの提供はできたと思う」と振り返った。

最終更新:4/20(木) 7:55

産経新聞