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「シリアでサリンか類似物質使われた」化学兵器禁止機関

朝日新聞デジタル 4/20(木) 10:30配信

 内戦が続くシリアで化学兵器が使用された疑惑をめぐり、事実調査を続けている化学兵器禁止機関(オランダ・ハーグ、OPCW)は19日、犠牲者らから採取した化学物質の分析の結果、サリンか類似の物質が使用されたことは「論争の余地がない」との見方を示した。

 ウズムジュ事務局長が19日に開かれた執行理事会で報告した。化学物質のサンプルは犠牲者3人や入院中の被害者7人から採取され、OPCWの指示下にある研究所で分析された。OPCWの声明によると、ウズムジュ氏は「分析結果から(使用された化学兵器が)サリンか類似の物質であることが明らかになった。この結果は争いの余地がない」と述べたという。

 調査団は被害者らの聞き取りや証拠収集を続けており、治安状況が許せば、シリア北西部イドリブ県のミサイル攻撃があった現場に入る。また、2週間以内に報告書を加盟国に提出するという。

 ミサイル攻撃では、100人以上が死亡したとされる。米国はアサド政権による化学兵器の使用と断定し、同政権軍の空軍基地を攻撃した。国際社会からは早急な真相究明を求める声が高まっている。(ブリュッセル=吉田美智子)

朝日新聞社

最終更新:4/20(木) 11:30

朝日新聞デジタル