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<高齢者ショー>熟年しゃれとーね 赤じゅうたんで魅力発揮

毎日新聞 4/20(木) 12:42配信

 高齢者らがおしゃれなメークをしてステージを歩く「グランドシニアシャレトーネショウ」が22日、北九州市門司区の旧大連航路上屋で開かれる。同様のショーを昨年開いたところ、日常生活にも活気が出るなど出場した高齢者らに変化があったといい、主催するNPO法人「明日はもっと綺麗(きれい)隊」が今年も企画した。

 レッドカーペットの上を、きれいにメーキャップした高齢者や視覚障害者が背筋を伸ばしてさっそうと歩く。プロによるピアノの伴奏に鮮やかな照明。ドレスのスカートの裾をつまんでポーズをとる女性や、仲むつまじく手をつないで歩く着物姿の夫婦も。昨年4月のショーの光景だ。

 「明日はもっと綺麗隊」の代表、成瀬須美子さん(58)は化粧品販売業を営む傍ら、二十数年前からボランティアで市内の障害者施設や高齢者施設でメークやハンドマッサージをしてきた。3年前にNPO法人を設立し、高齢者や障害者が肌の触れ合いを通じて明るくなることに、やりがいを感じていた。

 一方、「きれいにしてもらっても見せる場所がない」との嘆きも聞かれた。そこで2015年秋にショーを計画し、各施設の協力を得て昨年4月の初開催にこぎつけた。昨年は66~96歳までの男女27人が参加。出場を機に元気になり、デイサービスを休まなくなった高齢者もいるなど、成瀬さんは手応えを感じたという。

 方言で「しゃれている」を意味する「しゃれとーね」と名付けた今回のショーには、30人の定員を上回る申し込みがあった。当日は66~98歳の男女計29人が出場予定だ。成瀬さんは「年齢も障害も関係なく、誰でも自分を知ってほしいという気持ちがある。参加者だけではなく、見る人も一歩前に踏み出せるようなショーにしたい」と意気込んでいる。

 ショーは22日午後1~3時、観覧無料。【宮城裕也】

最終更新:4/20(木) 12:42

毎日新聞