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新星・篠原プロ初勝利!それでも由伸巨人は満身創痍

4/20(木) 16:43配信

東スポWeb

 巨人がアクシデント続出の試合を総力戦でもぎ取った。19日のヤクルト戦(鹿児島)は、先発の高木勇人(27)が2回の打席で右手に投球を受け、降板する緊急事態が発生。それでも計6投手のリレーでツバメを零封し、1―0で4連勝を飾った。育成から支配下登録されたばかりの篠原慎平(26)が2番手で3イニングを無失点に抑え、プロ初登板初勝利を達成。ただ、ベンチは新星誕生を喜んでばかりもいられない。

 スコアは動かなかったが、荒れ模様の試合内容だった。初回、ヤクルト・山田の放った強烈なライナーが高木勇の右胸を直撃。それでも当たり所が良かったのか、このときは大事に至らず、右腕は2回も続投した。

 ところが、2回の攻撃で高木勇を再びアクシデントが襲う。犠打を試みた際、投球を右手指に受け、今度は負傷降板。球場もベンチ内も騒然とする中、2日前に支配下登録された篠原に、思わぬ場面で一軍初登板の機会が巡ってきた。

「本当に急きょだったので緊張する間もなく入れた。ピンチばっかりでしたけど、野手の方の守備に助けられました」と篠原。相手の拙攻にも助けられたが、5回まで無失点でつなぐと、ベンチは7回からマシソン、8回途中からカミネロを投入する必死の継投で虎の子の1点を守り切った。

 3試合連続の零封勝ちに、由伸監督は「アクシデントがあって苦しい形になったが、みんなでよく守った」とナインをたたえ、「(篠原は)最初は緊張している感じもあったが、いいボールを投げていたし、しかも勝ちがついた。次に向けて自信にしてくれれば」と孝行息子の登場を喜んだ。

 ただ、同時に心配事も増えた。負傷した高木勇は試合中に病院へ直行。球場に戻った際の右手には、包帯がグルグルに巻かれていた。試合後は無言だったが、利き手だけに登録抹消が濃厚だ。投手陣の再編で先発に組み込まれたばかりだったが、再びローテの混乱は避けられなくなった。

 5回の守備から重信と交代し、ベンチに下がった長野の状態も深刻なもよう。4回の守備で右ヒザの古傷を悪化させたとみられ、試合後はベンチ裏で右足を引きずって歩く様子も目撃された。コンディションが交代理由かと問われた由伸監督は「まあ、そうなるんですかね」と認め、表情を曇らせた。

 高木勇はローテの救世主としての働きを期待されていた矢先の出来事。長野も前日に初打点を記録し、復調気配を見せたところだった。選手会長で精神的支柱でもあるだけに、離脱となれば動揺が広がる。阪神3連戦を前に、チームは波乱ムードだ。

最終更新:4/20(木) 16:43
東スポWeb