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区割り改定案 削減対象県の議員ら恨み節 「田舎の意見、通らない」

産経新聞 4/20(木) 7:55配信

 ■小沢氏「岩手? 天下のことだ」/岡田氏「問題ある」

 区割り改定案で定数6減対象の県選出議員らは19日、「地方の声が届きにくくなる」などと訴えた。

 【青森】

 大島理森衆院議長(自民、3区)「区割り変更された選挙区の数もこれまでより多く、やむを得ず分割された市区も多々ある。国会議員には勧告の趣旨を十分理解の上、速やかな成立に協力をお願いしたい」

 江渡聡徳県連会長(自民、2区)「全4区の選挙区で当選している4人が引き続き議員バッジを着けていられるような体制をつくりたい」

 【岩手】

 藤原崇氏(自民、比例東北)「今回の勧告でまた地方の声が届きにくくなるのは、忸怩(じくじ)たる思いがある。私としては地域のために仕事をするつもり。その志は今も変わっていない」

 小沢一郎代表(自由、4区)「岩手のこと? 天下のことじゃないのか。地方は人口が減り、代表者の数も少なくなってくる。東京一極集中を排除する統治機構改革を断行する必要がある」

 黄川田徹氏(民進、3区)「私だけでは決められない。党本部で候補者調整とかを進める。これからだ。(小沢氏と戦うことは?)分からない」

 【三重】

 田村憲久県連会長(自民、4区)「選挙区が減っても地元の声を届けられるよう、現職議員の4人が次も現職でいられるようにしたい。私の選挙区は分割され、次の衆院選で応援していただくことができない人たちが出てくる。大変残念だ」

 岡田克也前代表(民進、3区)「大きく選挙区が変わることが望ましいかというと、問題があるということは言っておきたい」

 【奈良】

 奥野信亮県連会長(自民、3区)「人口がどんどん集中している都会の議員ばかりが増えて、田舎の議員が減り、田舎の意見が通らなくなる。高齢化社会なのに、高齢者が出られない比例定年制は問題が多い」

 【熊本】

 金子恭之氏(自民、5区)「国会は地方のことが分からない人ばかりになる。憲法を改正して歯止めをかけなければ、地方選出議員が減ってしまう」

 【鹿児島】

 小里泰弘氏(自民、4区)「地方には、単に人口だけでなく守るべき広大な国土や歴史、伝統文化がある。人口本位の考え方を改めて、地域性を大事にするよう憲法改正も視野に議論を深めたい」

 【与野党幹部ら】

 自民党・細田博之総務会長「非常に厳しい10減だが、自公連立政権も合意して定数削減を行うと決めた。区割り審の判断に委ねたのだから(関連法案は)国会を通す努力をする」

 自民党・古屋圭司選対委員長「区割りの影響を克服するのが大切だ。候補者調整は県連などに意見を聞き、丁寧かつ速やかに対応する」

 公明党・北側一雄副代表「勧告内容は尊重しなければいけない。区割りの関連法案を早く成立させて、新しい区割りでの衆院選が筋だ」

 民進党・馬淵澄夫選対委員長「広大な選挙区が新たに生じる。地方の切り捨て(の是非)が問われてくる」

 共産党・小池晃書記局長「小選挙区制の弊害。行政区も生活圏も無視した複雑怪奇な区割りで、賛成できない」

 社民党・又市征治幹事長「投票価値の平等に真正面から応えるにはほど遠い。小選挙区比例代表並立制に限界がある」

最終更新:4/20(木) 8:11

産経新聞