ここから本文です

テロ準備罪 進まぬ議論

産経新聞 4/20(木) 7:55配信

 「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案が19日、衆院法務委員会でようやく実質審議入りした。約7時間の質疑のうち安倍晋三首相も1時間出席したが、民進党などは法務委の政局化を狙ったかのような揚げ足取りの質問が目立ち、議論は十分には深まらなかった。

 入り口から法案の中身とは無関係の問題で与野党が衝突。与党は事前に審議充実のため法務省の林真琴刑事局長の出席を求めた。しかし、金田勝年法相を標的としたい野党は拒否。法務委の冒頭、鈴木淳司委員長(自民)の職権による採決で林氏の出席を決定した。民進党の山尾志桜里前政調会長は「数の力で無理やり呼んだ」と批判。閣僚らの答弁義務を定めた憲法63条を盾に「看過できない憲法違反」との文書を配布した。

 非建設的な質問も続いた。山尾氏は第1次安倍政権の平成19年2月に第1回東京マラソンが開かれたことを挙げ、「テロ対策に不可欠なら、なぜ第1次政権で成立しなかったのか」とかみついた。首相は「第1次政権にできなかったからといって、やらないという理由にはならない」とかわした。(田中一世)

最終更新:4/20(木) 8:12

産経新聞