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羽生“ラストプリンス”決める「今季経験してきたことを全て出したい」

スポーツ報知 4/20(木) 5:05配信

 フィギュアスケートの今季最終戦、世界国別対抗戦は20日に代々木第一体育館で開幕する。日本代表は19日、都内で会見。世界王者の羽生結弦(22)=ANA=は、ショートプログラム(SP)の「レッツ・ゴー・クレイジー」を今季初のノーミスで締める覚悟を示した。男女SPは20日に行われる。

 自然体で、羽生がラストプリンスの舞台へ上がる。SPの「レッツ・ゴー・クレイジー」は今季ノーミスがないまま最終戦を迎えた。「結果としてノーミス、結果として1位、結果として100点。そうなればいい。いつもノーミスにしたいと思って、できていないので、とにかく全力で、一つ一つ丁寧に、曲一つ一つを大切にショートプログラムを演じたい」。控えめな言葉に強い決意を込めた。

 世界選手権では、4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプにミスが出た。今大会がラストチャンス。ノーミスなら昨季マークした110・95点の世界最高得点更新が見えてくる。世界選手権ではフリーで世界最高得点の223・20点を記録。SP、フリーを今季初めてノーミスでそろえれば、合計330・43点を上回る世界最高得点締めが可能だ。

 米人気歌手プリンス(故人)の代表作「レッツ―」はロック調で、羽生が新境地を開拓した思い入れの強い曲。シーズン序盤には「僕らしさというのも入れたいし、いろんな解釈をつけていきたい」と抱負を語っていた。3戦目のNHK杯で衣装を白から、プリンスが着ていたような鮮やかな紫に変更。あえて挑発的に観客を指さし、あおり、ライブのように熱狂させた。これまで感じたことのなかった「会場との一体感」を体験した。

 この日の練習では、4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプを4本成功させるなど好調をアピール。18日の会場での練習ではSPをノーミスでまとめた。世界選手権3位の金博洋(中国)、5位のパトリック・チャン(カナダ)、6位のネーサン・チェン(米国)とのハイレベルな決戦が予想される。「五輪シーズン前の最終調整。今季経験してきたことを全て出したい。今季最高の演技だったと思えたらいい」。凱旋試合でエースが日本を3大会ぶり優勝へ導く。(高木 恵)

 ◆世界国別対抗戦 日本、カナダ、ロシア、米国、中国、フランスの計6か国が参戦。男女シングル各2人とペア、アイスダンス各1組のチーム戦で、順位に応じて与えられるポイントの合計を競う。五輪団体戦とは、男女シングルの人数(五輪は各1人)が異なる。

最終更新:4/20(木) 13:18

スポーツ報知