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<常習累犯窃盗>「高次脳機能障害」女性に懲役1年6月

毎日新聞 4/20(木) 19:12配信

 交通事故の後遺症で「高次脳機能障害」を負った後、窃盗を繰り返したとして常習累犯窃盗罪に問われた東京都内の女性(38)に対し、東京地裁は20日、懲役1年6月(求刑・懲役2年6月)の判決を言い渡した。鈴木巧裁判官は障害の影響で心神耗弱状態にあったとしたものの、「事件の発覚を免れようとする行動も取っていた」と述べ、責任能力を認めた。

 弁護側は公判で「万引き行為は障害の影響だ」と訴え、心神喪失による無罪を主張。判決を不服として即日控訴した。

 判決によると、女性は昨年4月20日、都内の書店で本2冊を盗んだ。鈴木裁判官は「盗んだ本を隠すなど発覚を免れようとする行動も取っていた。善悪を判断して行動する能力が完全に欠けているとは言えない」と指摘。一方で「欲求をコントロールしたり、規範意識に注意を向けたりする能力は十分ではなかった」と述べ、刑を減軽した。【蒔田備憲】

最終更新:4/20(木) 19:12

毎日新聞