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「報知の撮っておき」芸能一家の中村玉緒

スポーツ報知 4/20(木) 16:18配信

 親しみやすい和服姿の女優さんという印象は、この頃から変わっていなかった。1959(昭和34)年12月撮影の中村玉緒(77)。当時20歳だった。

 翌年の正月紙面用に撮影した一枚だろうか。同時期には大阪新歌舞伎座での舞台初出演が決まり、心境を語った記事もあった。「長谷川のおじさんから話があって、お父ちゃんに相談したら『勉強になるから出なさい』と言われ、うれしくなっちゃって…。はしゃぎ回っていたら今度は、お兄ちゃんから『勉強しなさい』って怒られちゃった」

 「」内の登場人物は〈1〉長谷川のおじさん=親戚の国民栄誉賞俳優・長谷川一夫〈2〉お父ちゃん=映画でも活躍した父で歌舞伎の2代目・中村鴈治郎〈3〉お兄ちゃん=その父と同じく人間国宝となった兄の4代目・坂田藤十郎(当時は中村扇雀)。芸能の名門に生まれたハタチの娘さんのかわいらしさが伝わってくる。

 両親から、映画で演技するために「標準語を使いなさい」と諭され、この頃は、日常生活でもなるべく京都弁は使わないようにしていたとか。中村玉緒と標準語。かなり想像しづらい組み合わせではある。

最終更新:4/20(木) 16:18

スポーツ報知