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<フィギュア>男子SP唯一100点台の宇野「後味が悪い」

毎日新聞 4/20(木) 21:33配信

 20日、東京・国立代々木競技場で開幕したフィギュアスケートの世界国別対抗戦。自己ベストに1.33点と迫り、出場選手で唯一の100点台。宇野昌磨(中京大)からすれば「計算通り」だったという。ただ、連続ジャンプで安全策を選んだ自分を許すことができなかった。好結果にも表情はさえず「後味が悪い」とまでつぶやいた。

 冒頭の4回転フリップは何とかこらえて着氷した。思い通りのジャンプができず違和感を覚えると「チームに迷惑が掛かる」という考えが脳裏をよぎった。直後の連続トーループは一つ目の4回転を降りた後、二つ目は演技前の練習から「行ける気がしなかった」という3回転を回避し、2回転にとどめた。演技後半のトリプルアクセル(3回転半)に自信があったからこその判断だが、「自分に負けた」という思いはぬぐえなかった。

 国別対抗は一人のミスがチーム全体の得点に響く。だが、それを言い訳にするのは宇野いわく「逃げ」。「まだ守りに入るような選手じゃない」と自身を戒めた。「僕のベストだった」と自信を持って振り返る世界選手権から約3週間。大きく飛躍した今季を締めくくる21日のフリーは「やりたいことをやって、チームに貢献したい」。心からの言葉だ。【岩壁峻】

最終更新:4/20(木) 21:59

毎日新聞