ここから本文です

<IMF提言>「保護主義、正しくない」政策協調を呼びかけ

毎日新聞 4/20(木) 22:37配信

 【ワシントン清水憲司】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は20日、「保護主義はすべての国にとって損失になる」とする政策提言集を発表した。主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議やIMF世銀総会の開催を控え、トランプ米政権への名指しを避けつつも、クギを刺した形だ。

 ラガルド氏は「保護主義や内向きの政策が正しくないことは歴史が示している」と指摘。「保護主義は国内の消費者や生産者に損失を与え、世界の繁栄と安定も脅かしかねない」と警鐘を鳴らし、各国に政策協調を呼びかけた。

 ラガルド氏は今月、欧州での講演で「貿易の制限は生産活動を損なう自傷行為だ」と暗にトランプ政権を批判した。

 これに対し、ロス米商務長官が英紙のインタビューで「米国は欧州、日本、中国より保護主義的でない。(ラガルド氏の指摘は)ばかげている」と応酬するなど両者の緊張感が高まっている。

最終更新:4/20(木) 22:37

毎日新聞