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生身の人間が音速を超える 90年代の演劇界を刺激した伝説の傑作『破壊ランナー』上演

4/20(木) 22:54配信

デビュー

 演出家・西田シャトナーが自作戯曲を上演するプロジェクト「SHATNER of WONDER」の第5弾『破壊ランナー』(4月21日~30日/Zepp ブルーシアター六本木)。その公開舞台稽古が20日、同劇場で行なわれた。

【写真】『破壊ランナー』のステージより。

 『破壊ランナー』は、90年代に西田シャトナーが率いた劇団・惑星ピスタチオの代表作。生身の人間が音速で走る未来のレース『ソニックラン』を、生身の俳優が演じ切る独特の手法と身体表現は、演劇界に大きな衝撃と影響を与えた。93年の初演以来、95年、99年、2012年と上演を続けてきた作品を、今回全編改稿。物語・登場人物・演出手法を練り上げ、身体能力と演技力を兼ね備えた俳優を得ての上演となった。

 近年、舞台『弱虫ペダル』シリーズで、カメラワーク演出やマイム、スイッチプレイを洗練させ、若き俳優たちの限界を突破させてきたシャトナー。2017年に上演する『破壊ランナー』は、そうした経験を存分につぎ込みながら、作品の持つ初期衝動の熱さを爆発させる作品となっていた。そして俳優たちは音速を超えるべく、腰を低く折り曲げた前傾姿勢で全力の熱演を見せてくれた。

 主人公の豹二郎ダイアモンドを演じたのは『海賊戦隊ゴーカイジャー』でゴーカイシルバーを演じ、自身も演出家として活動する池田純矢。鍛えられた体と卓越した身体能力で、絶対的な天才ランナー役に説得力を与え、孤高であるがゆえの苦悩、絶望からの復活を鮮やかに演じていた。個性溢れる19人の役者に加え、惑星ピスタチオの看板俳優で、旗揚げからのシャトナーの盟友・保村大和が参戦し、舞台にスパイスを加えている。

 キティエンターテインメント×東映 Presents SHATNER of WONDER #5『破壊ランナー』は、4月21日~30日、Zeppブルーシアター六本木で上演。出演は池田純矢、河原田巧也、米原幸佑、宮下雄也、平田裕一郎、白又 敦、伊万里 有、天羽尚吾、山川ありそ、竹内尚文、砂原健佑、加藤ひろたか、田中穂先、須藤 誠、堀家一希、鐘ヶ江 洸、保村大和、鎌苅健太、兼崎健太郎、村田 充。

最終更新:4/20(木) 22:54
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