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シリア軍、作戦機を駐留露軍基地に退避 米軍の攻撃避ける狙いか

産経新聞 4/20(木) 9:21配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】複数の米メディアは19日、化学兵器使用を受けてトランプ米政権からミサイル攻撃を受けたシリアのアサド政権が、作戦機の大半を同国西部ラタキアのヘメイミーム空軍基地に移動させたことが分かったと報じた。同基地はロシア空軍が使用していることから、米軍からさらなる攻撃を受けるのを避けるために航空機を移したとみられる。

 ヘメイミーム空軍基地は、タルトゥース海軍基地と並ぶシリア国内でのロシア軍の重要拠点。ロシア軍の作戦機に加え、最先端の防空ミサイルが配備されており、アサド政権は米軍がロシア機への誤爆や対空ミサイルによる迎撃を警戒して攻撃を控えることを期待しているとみられる。

 今月上旬のミサイル攻撃直後、ロシアはシリア上空での衝突を避けることを目的とした米国とのホットライン連絡を一時停止するとしていたが、マティス米国防長官が18日明らかにしたところでは、米露両軍はこれまで通り連絡を取り合っているという。

 一方、米メディアによると、ロシアのTU95爆撃機2機が18日、前日に続いて2日連続でアラスカ州沖の米防空識別圏内を飛行し、沿岸から36カイリまで接近した。17日は米空軍のF22戦闘機2機が緊急発進(スクランブル)したが、18日はE3早期警戒機が監視飛行を行うにとどまった。

最終更新:4/20(木) 9:21

産経新聞