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【サッカーコラム】首都でダービーマッチが開催されない異例の事態…リーグにとって大きな損失

サンケイスポーツ 4/20(木) 15:00配信

 【No Ball,No Life】C大阪-G大阪の「大阪ダービー」が16日、3季ぶりに開催された。試合は後半ロスタイムにG大阪のMF倉田が同点ゴールを決めて、2-2の引き分け。同じ大阪に本拠地を置くライバル同士の対戦は、両者譲らずにドローとなった。

 この試合は、4万7000人収容のヤンマースタジアム長居で開催されたにもかかわらず、前売り完売、当日券の販売なしの大盛況。ダービーマッチがいかにファン、サポーターを魅了するコンテンツであるかがよくわかった。

 今季は清水がJ1に復帰したため、磐田との「静岡ダービー」も復活。こちらは約5万人収容のエコパスタジアムに4万491人の観衆が詰めかけた。磐田が3-1で快勝したこの試合も大盛り上がりだった。

 日本時間19日に準々決勝の2試合が行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)では、スペインのレアル・マドリードとアトレチコ・マドリードがそろって4強入りを決めた。前回の2015-16年シーズンの決勝戦に続いて、欧州ナンバーワンを決める舞台でマドリード勢同士の対戦が実現する可能性がある。

 各地でダービーマッチが盛り上がっているというニュースを見るたびに東京はしばらくダービーをやっていないな、と寂しい気持ちになる。公式戦で「東京ダービー」が行われたのは東京V、FC東京がともにJ2に在籍した2011年が最後。J1では2008年を最後に「東京ダービー」が行われていない。

 3月4日のFC東京のホーム開幕戦では、開幕セレモニーに出席した東京都の小池百合子知事(64)が、自身のイメージカラーでもあり、東京Vのチームカラーである緑の衣装を着て登場。そのため、「緑は大嫌い」がキャッチフレーズのFC東京サポーターからブーイングを浴びるひと幕があった。ただ、「東京ダービー」が行われていない期間が長くなれば長くなるほど、このストーリーは成立しなくなってしまう。

 Jリーグの村井チェアマンは、「このままではJリーグがガラパゴス化してしまう」と危機感を口にし、「DAZN」を運営する英国のスポーツ動画配信大手のパフォーム社と大型契約を結ぶなど、Jリーグ改革を積極的に推し進めている。

 ただ、首都でダービーマッチが開催できないというのは、世界でも異例中の異例の事態。リーグに取って大きな損失であることは間違いない。それこそ、ガラパゴス化の極みといっていい。いい加減、東京Vに昇格してもらうか、新たに東京を本拠とするチームを創設するか。方法は何でもいい。首都・東京が燃え上がるようなダービーマッチが見たい。(清水公和)

最終更新:4/20(木) 15:00

サンケイスポーツ

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