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17歳の三原舞依、初の70点超えにガッツポーズ

産経新聞 4/20(木) 20:47配信

 思わず、両手のガッツポーズが飛び出した。

 手応え十分だった三原のSPは初の大台超えとなる72.10点。「70点くらい取れればいいと思っていた」という期待をも上回り、ロシア勢の2人に次ぐ3位と今季最終戦で好スタートを切った。

 世界選手権での“忘れ物”を取りにきた大会だった。約3週間前の大舞台では、得意にしていた最後の3回転フリップが2回転になった上に痛恨の転倒。15位と崩れた。フリーで挽回しても、悔しさは晴れなかった。

 「世界選手権のミスを挽回しようと思っていた」。帰国後、何度もSPの曲をかけて滑った。直前のステップを刻む場面から流れに乗って3回転フリップを跳び続けた。曲をかけていないときには、連続でどれだけ跳べるかにも挑戦。15回続けて着氷させ、自信を取り戻した。

 雪辱を誓ったこの日の演技では、冒頭から軽やかなスケーティングを披露。高難度の連続3回転ジャンプとダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を難なく跳んだ後、3回転フリップも完璧に成功させた。悪夢を振り払った瞬間、リンク上に早くも笑顔が広がった。

 トップ選手に肩を並べるために、磨き続けたエッジワークも高い評価につながった。スピンとステップですべて最高難度のレベル4を初めて獲得。シニア1年目の17歳は、シーズンが幕を閉じる最後の最後まで成長を見せ続けた。(田中充)

最終更新:4/20(木) 20:47

産経新聞