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(朝鮮日報日本語版) THAAD:配備時期をめぐる混乱、米副大統領が関係者を叱責

朝鮮日報日本語版 4/20(木) 11:01配信

 米国のペンス副大統領は来韓初日の16日、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備が完成する日時をめぐり間違ったメッセージが発せられ、混乱が起こっているとの報告を受けていたことが19日までに分かった。報告を行ったのはブルックス韓米連合司令官で、ペンス氏は関係者を厳しく叱責(しっせき)したようだ。

 ペンス氏の専用機に同乗していたホワイトハウスのある関係者は、機内でTHAADの韓国配備について「私の考えでは(韓国の)次の大統領が決めるべきだ」と述べた。これは米国の記者が「THAADはいつ完全に配備され稼働するのか」と質問したことに答えたもの。この発言が韓国国内で伝えられると「THAAD配備に関する韓米両国の合意を米国の方が覆すのでは」といった懸念が一気に広まった。今月初めに行われた米中首脳会談である種の「戦略的合意」が交わされ、中国が核問題解決に協力する見返りに、米国がTHAAD配備問題に柔軟な態度を示したとの見方も語られた。

 しかしペンス氏の来韓直後、この問題をめぐる一連の事情に精通したある外交筋が「公式な事前調整が全く行われない個人的な発言だった」「これまでの韓米間のやりとりに詳しくない関係者があくまで個人の考えに基づいて語ったものであり、米国国内でもこの発言は問題視されている」と伝えた。

 この外交筋によると、ブルックス司令官はペンス氏に直接「THAAD配備は非常にデリケートな問題だ。このような形のメッセージが広まると大きな問題になりかねない」と報告した。報告を受けたペンス氏は問題の発言を行った人物や広報担当者らを一喝し、メッセージの管理をもっと徹底するよう厳しく指示したという。さらに米国はこの日の夜、ペンス氏の報道官名義で「THAAD配備に向けた米国の方針に変わりはない」とのメッセージを改めて発した。また17日にはペンス氏が韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相との共同会見の際、自ら直接「われわれはTHAADによるミサイル防衛システムの配備を今後も進めていく」と明言した。

最終更新:4/20(木) 12:07

朝鮮日報日本語版