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投資信託の選び方は? 販売金融機関で手数料が異なることも

朝日新聞デジタル 4/20(木) 11:11配信

【森秀光 お金のセオリー】

 投資信託は種類が多すぎてどれを選んでいいのかわからない、という方も多いと思います。投資信託を選ぶ際の手順と注意点についてまとめてみました。

【ステップ1】投資方針の決定
 まず始めに、運用資金について、どの程度の収益を目指すのか、どの程度のリスクであれば許容できるのか、明確にしておくことが大切です。最近では「リスク許容度」診断サービスを提供している金融機関も増えていますので、いくつかの簡単な質問に答えて、自身のリスク許容度を客観的に把握しておきましょう。

【ステップ2】資産クラスの選択
 次に、投資方針に沿って、どの資産クラスにどの程度投資するのかを決めます。投資信託の投資対象は、株式、債券、不動産(REIT)、国内と海外など様々な資産クラスがあり、組み合わせも多岐にわたります。株式・債券・不動産のリスク・リターンは異なりますし、海外資産への投資は為替変動リスクを伴います。

【ステップ3】投資スタイルや運用戦略の比較
 さらに、株価指数などと指数連動を目指すインデックス型にするのか、指数を上回るリターンを目指すアクティブ型にするのかなど、投資スタイルや運用戦略を決定します。モーニングスター社などのファンド検索サイトで、ファンドの性格、投資対象、運用方針、運用実績などを比較し、銘柄を絞り込んでいきます。過去のチャートから値動きの度合いをイメージして、許容できる価格変動か確認しておきましょう。

【ステップ4】手数料の確認
 投資信託によっては、購入時の「販売手数料」、保有期間中の「信託報酬」、換金時・償還時の「信託財産留保額」がかかるものがあります。販売手数料については、一物一価ではなく、同一のファンドでも販売金融機関によって異なる場合があります。

【ステップ5】基本項目の確認
 最後に、申し込み単位、換金性(売りたいときに売れるか)、運用期間など、基本的な項目についてもチェックしておきましょう。

 投信選びの注意点としては、まず、分配金の多い商品は避けることです。仮に分配金を再投資するコースを選択したとしても、分配金に課税されることによって運用効率が落ちてしまいます。また、過去の運用実績は将来の運用成績とはほとんど関係がないと心得えておくことです。そして、おすすめ商品や人気ランキング上位の商品は、投資家が支払う対価と運用実績が見合っていないことが多く、特に注意が必要です。

(文 キャピタル・ソリューション(株)代表取締役・森秀光 / 朝日新聞デジタル「&M」)

朝日新聞社

最終更新:4/20(木) 11:11

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