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<PKO撤収>第1陣68人が青森に帰隊

デーリー東北新聞社 4/20(木) 9:41配信

 陸上自衛隊第9師団(司令部・青森市)を中心とした南スーダン国連平和維持活動(PKO)第11次隊のうち、撤収部隊の第1陣68人が19日、青森駐屯地に帰隊した。安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」など、新任務が初めて付与されたPKO部隊の帰還。隊員らは、出迎えの家族らから温かい拍手を受けた。

 約350人の11次隊は、昨年11~12月に南スーダンへ派遣され、道路補修などに従事。政府が今年3月に撤収を決めていた。

 同日、帰国した第1陣は青森、八戸、岩手、船岡(宮城県)などの駐屯地に所属する隊員。17日に首都ジュバを出発し、羽田空港を経由して19日午前11時ごろに青森空港に着いた。バスで正午ごろに同駐屯地正門に到着すると、時折雨が降る中、沿道で家族や同僚ら約500人が花道を作り、隊員らは胸を張って隊列行進した。

 師団司令部棟前での帰国報告会では、第1陣隊長の石井究3等陸佐(34)=岩手駐屯地所属=が納冨中第9師団長に対し、「68名は異常なく帰国しました」と報告。

 壇上の納冨師団長は「日本人として、自衛官としての誇りを胸に、建国間もない南スーダンに貢献してくれた」とねぎらった。また「肉体的疲労はすぐに回復するだろうが、精神的には時間がかかるかもしれない。休養をしっかり取り、現地の仲間に思いをはせてほしい」と述べた。

 報告会後、隊員らは健康診断を受け、それぞれの駐屯地に向かった。

 第11次隊は第2陣の約110人が5月6日に帰国。南スーダンでのPKO活動は12年1月から約5年に及んだ。5月末までに全員の撤収が完了すれば、1992年に始まった日本のPKO参加は実質的に途絶える。ただ、政府は国連南スーダン派遣団(UNMISS)への司令部要員4人の派遣は続ける。

デーリー東北新聞社

最終更新:4/20(木) 10:42

デーリー東北新聞社