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オムニバスライブとは、かくあるべき。そんな一夜の『星屑の隙間に木村基博』

4/20(木) 21:05配信

Lmaga.jp

まるでオムニバスライブの手本のような一夜に、1万人を超える観客は熱狂的に盛り上がった。2月12日に「大阪城ホール」で開催された『星屑の隙間に木村基博』(通称・ホスキモ)。出演者はタイトルよろしく、スターダスト☆レビュー、KAN、スキマスイッチ、秦 基博の4組。それぞれが順序よく出番をこなす一般的なフェスやイベントとは一線を画す、その日、その場所、そのためだけに練り上げられたスペシャルな構成。思えば、6年前もそうだった。

【写真】『星屑の隙間に木村基博』のライブの模様

この『星屑の隙間に木村基博』は、関西のイベント制作会社「グリーンズ」の設立20周年を記念して、2010年に一期一会のイベントとして今回と同じメンバーによって開催された。せっかくこのメンツが同じステージに立つならば、面白くしなければダメでしょうとばかりに、オムニバスライブにありがちな、初めての発見・偶然の出会いというメリットと、出演時間が短くて個性を出しにくいというデメリットに真正面から向き合うことに。

屈指のパフォーマンス巧者・スタレビとエンタテインメントの鬼・KANが中心となって、4カ月におよぶ綿密な打ち合わせとリハーサルを敢行。結果、4組がひとつのバンドとして常時ステージに居合わせ、この日限りのコラボはもちろん、それぞれがメインと黒子役を行ったり来たりと、これまで観たことのないライブショーが展開され、訪れた1万人の観客にかつてないディープインパクトを残したのだった(KANは公式サイトのコラムで「今後の活動に於いて、いや、それは私自身の人生に於いてたいへんに重要な経験であったと言っても決して大げさではないものです」と綴っている)。

そして、6年3カ月ぶりに幕を開けた『星屑の隙間に木村基博』。2カ月前のライブレポを掲載するのは異例ではあるが、やはりそれだけ特筆すべき内容だったから。前回同様、壮大なファンファーレに導かれながらクイーン『ボヘミアン・ラプソディ』のカバーで開幕。そして、スタレビの名作『夢伝説』、スキマ『ガラナ』、秦『キミ、メグル、ボク』、KAN『すべての悲しみにさよならするために』を続けざまに披露。スタレビ・根本がマントをなびかせながら華麗なギターソロを披露する場面では、スキマの2人がスポットライトと大型ファンで先輩の見せ場を演出。KANとスキマにいじられて、最年長・根本は「ちょっとは先輩を立てろよ(苦笑)」、末っ子・秦は「デビューして10年ですが、ここでは信じられないペーペーです(泣)」とぼやく姿は、『ホスキモ』ならではの光景と言えよう。

途中、根本が「(出演者の)みんなが好きな曲を好きにやるので」とリラックスムードに誘うが、なにを隠そう関係者に配られたセットリストには、出演陣のパートと役割、ステージの位置と移動、舞台セッティングなどが小さい字でびっしり!このセットリストを見るだけで、どれだけ緻密にこのショーが練られているか一目瞭然だろう。たとえば中盤、根本が大橋と秦にギターソロを横取りされるというコントがトピックに見えたKANの『桜ナイトフィーバー』。ここで観客にレクチャーされた「パンツ丸見え」という意味不明の振付が、そのとき限りのネタではなく、実はアンコール曲に対する大きなフリになっていた。そういう細かな演出こそ『ホスキモ』の真骨頂。台本なのかアドリブなのか、ハプニングなのか演出なのか。それすら分からないほど、この4組のチームワークは抜群で、ショーとして完璧な構成となっていた。

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最終更新:4/20(木) 21:05
Lmaga.jp

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