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「私がこの子に選ばれた」  深い縁で結ばれた愛犬と杉本彩さん

sippo 4/20(木) 12:25配信

 女優・杉本彩さんと、チワワのでんじろう(でんちゃん)との出会いは、今から5年ほど前。管理しきれず飼育放棄に至ったパピーミル(※1)から、保護団体によって救出された犬だった。当時、でんちゃんは5歳。

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「初めて出会ったときから、舌は出っぱなし」

 でんちゃんが収容されていた保護施設にはたくさんの小型犬がいた。賑(にぎ)やかな鳴き声の中、でんちゃんはただ静かに、杉本さんを見つめていたという。

「何か感じるものがあって、そばに寄ったんです。そうしたらケージの隙間からそっと前脚を出してきた」

 抱き上げてみると、とてもおとなしくて控えめ。それでいて、まっすぐな眼差(まなざ)しで懸命に何かを語りかけているようだった。

「私が選んだというより、むしろ私が彼に捕まったっていう感じ(笑)」

 しかしその時すでに、杉本家は動物でいっぱいだった。

「家は京都と東京にあって、私は行ったり来たりの生活。当時は猫が10匹。犬も、やはり保護施設から来た小梅(パピヨン、メス、現在17歳)とキナコ(フレンチブルドッグ、メス、現在11歳)がいました」

「君には必要な子」強い勧めで迎えた命

 これ以上動物は引き取れない、と、一度は諦めて家に戻った杉本さん。だが、その様子を見ていた夫の松山さんが「君にはあの子が必要だよ」というほど、強く勧めてきたのだという。

「20代のころ、10年間一緒に暮らした猫が死んだ時に、食事が喉(のど)を通らないほどのペットロスになったんです。それで病的なまでに痩せてしまって……」

 当時マネジャーだった松山さんはひどく心配し、無理やり彼女を喫茶店へ連れて行った。「スプーンで口をこじ開けられて、泣きながらオムライスを食べさせられた」。

 でんちゃんと出会ったとき、自宅にいたパピヨンの小梅ちゃんはすでにシニアだった。「もしかしたら、お別れもそう遠くないかもしれない。それまでは小梅を連れて、東京・京都を往復していましたから、小梅に何かあって、またあんな落ち込み方をされたら大変だと思ったんじゃないかしら(笑)。彼曰(いわ)く、でんちゃんを抱いた時の私の顔が、ものすごく穏やかだったんですって」。

 一方のでんちゃんも、里親が決まるものの、トライアル(お試し期間)で何かしらトラブルがあって返される、を繰り返していた。

「でんちゃんに原因はないんです。里親予定だった家庭の事情が急に変わったり、先住犬との相性が良くなかったり。何度も戻って来ると聞いて、やっぱり私が引き取る運命なんだな、って」

 そうして杉本家に引き取られたでんじろうは、先住犬や猫たちともすんなり馴染(なじ)み、穏やかでマイペースな日常を手に入れた。

「高齢になった小梅に替わって、東京についてきてくれるようになったんですが、新幹線移動もなんのその。外ではおとなしいけど、家では偉そうにしてます」

 健康面では何ら問題ない、というでんちゃんだが、歩くとき、少し足をひく。

「京都で散歩させていて、うっかり、硬い地面の上でダッシュさせちゃったんです。それで前十字靭帯(じんたい)を傷めてしまって……。チワワは膝(ひざ)が弱い子が多いってこと、うっかり忘れていた。私のミスです」

 自分の過失に落ち込んだ杉本さんは「芝生の上を散歩させてあげたい」と運転免許を取得。

「幸せにしてあげるため最善を尽くすのが飼い主の役目ですから」

 そんな杉本さんが、動物の保護活動を始めたのは20代のころ。スタジオの敷地で、病気の子猫を保護したのが始まりだった。

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最終更新:4/20(木) 12:25

sippo