ここから本文です

<放射線量>63施設で市基準超え 柏市除染対応へ

4/20(木) 10:41配信

千葉日報オンライン

 千葉県の柏市中央体育館で国の除染基準(地上1メートルで毎時0・23マイクロシーベルト)を上回る空間放射線量が測定された問題で、市内公共施設の緊急点検を行っていた柏市は19日、63施設計163地点で線量が市の除染基準を超えたと発表した。そのうち国の基準を超えたのは10施設14地点。市は既に2市立保育園計4地点で除染対応を完了しており、今後も生活空間にあたる地点を中心に除染を進めていく。

 市環境政策課によると、同市は除染実施計画の中で、保育園などの子ども関連施設で地上5センチ、中学校や公園などで同50センチ、市役所や近隣センターなどで同1メートルを測定する高さとして独自に定め、それぞれ0・23マイクロシーベルトを超えた場合に除染対応を行っている。

 緊急点検は道路や小規模な公園を除く市有の332施設を対象とした。各施設の担当課が2月8日~3月末、雨どい下、放置された側溝汚泥、落ち葉の集積場所計6585地点で測定を実施。市の基準を超えた地点のうち最も多かったのは雨どい下で、155地点だった。最大値が測定されたのは市少年補導センター裏にある雨どい下で、地上5センチで2・85マイクロシーベルトだった。

 市は現在、生活空間を優先して除染対応を進めており、実施後の数値も再確認する方針。同課の担当者は「側溝汚泥や落ち葉の適正処理を徹底するほか、大部分を占めた雨どい下については定期的なモニタリングを実施していきたい」と話す。